こういうのは信用しないほうがいい・・・

 

窓の杜の記事に、 Windows 10/11のリセットや遠隔消去でデータが残ってしまう問題 ~Microsoftが認める てのがありました。記事によると・・・

 

影響を受けるプラットフォームは以下の通り。クライアントOSのみで、サーバーOSは対象となっていない。
Windows 11 バージョン 21H2
Windows 10 バージョン 21H2
Windows 10 バージョン 21H1
Windows 10 バージョン 20H2
同社は現在解決策を検討中で、詳細が決まり次第知らせるとしている。それまではWindowsをリセットする前に「OneDrive」からサインアウトするか、「Microsoft アカウント」のリンクを解除するという回避策を講ずるよう呼び掛けている。

 

だそうです。 Windows 10/11のリセットについては、PCに問題があった場合の解決手段として利用したことがある方もいらっしゃるかもしれません。また、PCを初期状態に戻すために利用する場合もありますよね。

 

ただ、今回分かったことはWindowsデバイスをリセットもしくはリモートワイプ(遠隔消去)する際、[すべて削除する]オプションを選択してもデータが削除されず、残ってしまうケースがあるということ。

 

これは結構怖い問題です。OSが「すべて削除する」というオプションを用意している以上、普通全て削除されるものだと思ってしまいます。ところが、全て削除されずに残ってしまう場合があると、データの漏洩騒動に発展することになりかねません。

 

記事にもある通り、この問題は「OneDrive」「OneDrive for Business」など、リパースデータ(NTFSなどにあるリパースポイント機能で管理されているデータ)を含むフォルダーを持つアプリで発生する可能性があるということですが、「OneDrive」はデフォで起動する常駐アプリでもありますので、ほぼ発生すると思っていいでしょう。

 

解決策としては、Windowsをリセットする前に「OneDrive」からサインアウトするか、「Microsoft アカウント」のリンクを解除するという回避策を講ずるよう呼び掛けているそうですが、解決策がきちんと提示されるまではWindowsのリセットでデータがきちんと削除されるとは思わないほうがいいでしょう。

 

ストレージのデータの完全削除には物理フォーマット(ローレベルフォーマット)か、物理破壊が最も確実な方法です。物理破壊に関しては、場合によっては怪我する場合もあるので、ウチとしてはいわゆる”ゼロフィル”をお薦めしています。

 

ゼロフィルを行う場合は、 「Darik's Boot and Nuke」(通称DBAN) が無料で利用できてオススメです。

 

PCの廃棄やリプレイス時のデータの削除などの際は、データの漏洩に十分ご注意ください。