キャリアで端末を買う意味とは?・・・
ケータイWatchの記事に、 ドコモの新スマホは全機種5G対応、1万円台~の機種も用意――6日のドコモ発表会プレゼンまとめ てのがありました。
NTTドコモは6日、2021年~2022年冬春モデルを発表したそうです。記事によると・・・
ハイエンドが3機種、スタンダードが3機種、あんしんスマホとらくらくスマートフォンが1機種ずつで、全て5Gに対応する。そして5G対応ノートパソコンや、「マイネットワーク(MYNETWORK)」構想に基づく周辺機器や、それらの製品を手軽に利用できるようにする環境整備などもあわせて発表された。
だそうです。詳細は記事に譲りますが、、総務省の指導によりSIMロックは解除された状態で提供されるものの、相変わらず「バンド制限」はかかったままです。
キャリアのバンド制限については、本ブログの キャリアから発売される端末の「バンド制限」は必ず確認しておきましょう とのエントリーにて詳しくご説明していますので、気になる方はご覧頂きたいのですが、キャリアの皆様には何のためのSIMロック解除なのかを考えていただきたいですね。
別記事にて、 「スマホの対応周波数を決めるのはキャリア? メーカー?」――ドコモ冬春モデル発表会の質疑応答で語られたこと との記事があり、バンド制限について以下のようなやり取りがありました。以下記事より抜粋します。
記者:
総務省の有識者会合で、対応周波数の拡大を求める声が出てきているようです。懸念点などはありますか。
ドコモ安部氏:
さまざまな周波数を対応しようとすることは、端末のコストが相対的に上がっていくんだろうと。そこを懸念しています。
ただ、一方でやはりSIMフリーで、お客さまの流動性(他キャリアへの乗り換えやすさ)が向上すると、やはり「問題なく他社で使えるようにする」ことがお客さまの利便性に繋がるでしょう。
いろんな端末で、同じように周波数が対応することは考え方のひとつです。
そういったコスト面とお客さまの利便性をどうバランスを取るか。そのあたりを考えながら今後の対応を進めていくべきかなと考えております。
だそうです。対応周波数増やすだけで、端末のコスト上がりますか?中の人はその辺りが理解できません。
どうもこの辺りは歯切れが悪いというか、意地が悪いというか、セコいというか、なんとも言えないバツの悪さを感じます。
SIMロック解除が総務省から指導されたから、仕方なく止めたことは理解できますが、それなら今度はバンド制限でSIMロックと同様の効果を得ようなどというのは、いかがなものでしょう。また、総務省の指導がないとバンド制限も止めないのでしょうか?
電気通信事業法の改正によって、昔に比べると端末で儲かっているはずなのに、未だにユーザーに不便を強いるこのキャリアの施策は理解に苦しむものです。
個人的には、もうキャリアで端末を購入する意味はなくなりつつあると思いますので、懸命な読者の皆様はバンド制限のない端末を、メーカーの直販やMVNOなどの通販などでお求めになることをオススメします。