サブスク版と比べてみると・・・

 

PC Watchの記事に、 買い切り版Office 2021、国内価格も発表 てのがありました。

 

日本マイクロソフト株式会社は、10月5日より順次発売するOffice 2021の国内向け製品ラインナップおよび価格を発表したそうです。記事によると・・・

 

国内向けのOfficeスイートは、Mac専用製品を含む6製品を用意。VisioとProjectを除き、国内価格もOffice 2019から据え置きとなる。
ラインラップおよび価格は、Word/Excel/PowerPoint/Outlookを含む「Office Home & Business 2021」が3万8,280円、Word/Excel/Outlookを含む「Office Personal 2021」が3万2,780円、Word/Excel/PowerPoint/Outlook/Access/Publisherを含む「Office Professional 2021」が6万5,780円、アカデミック版となる「Office Professional Academic 2021」が3万580円。

 

だそうです。Office 2021については本ブログでも、永続ライセンスの商用版「Office2021」が10月5日リリースされるそうですが・・・ とのエントリーにてご紹介していましたが、今回価格が発表となりました。

 

記事にもある通り、価格はOffice 2019から据え置きとなっているようですが、上記のブログ記事でも詳しくご紹介している通り、今回のOffice 2021のサポート期間は過去最短の5年間となっています。

 

つまり、5年後にはサポートが終了してセキュリティパッチなどの提供が受けられなくなり、実質的に利用が制限されることとなると考えていいでしょう。

 

であるならば、5年間のレンタル料金ともとれるわけです。そこで気になるのは、マイクロソフトOfficeのサブスク版である Microsoft365 との価格差です。

 

Microsoft365の一般家庭向けプランである Microsoft 365 Personal の年間料金は 12,984円 となっています。この料金にはWord、Excel、Powerpoint、OneNote、Outlook、Access、Publisherの各アプリと1TBのOneDriveのクラウドストレージが付属します。

 

同じアプリ群を全て利用するとなると、 「Office Professional 2021」 を購入することになると思いますがOffice Professional 2021の価格が 65,780円 ですので、5年間使うとして1年あたりの価格は 13,156円 となります。

これだけ見ると、既にMicrosoft 365 Personalを利用したほうが安いこととなります。

 

ただ、多くの方はAccessやPublisherなどはお使いにならないと思われますので、実質的には 「Office Home & Business 2021」 の利用が最も多いのではないでしょうか?Office Home & Business 2021の価格が 38,280円 となっていますので、5年間使うとして1年間あたりの料金は 7,656円 です。

これだとまだ、永続版ライセンスを購入したほうが安いですね。

 

更にExcelとWordしか使わない場合は、「Office Personal 2021」を選択するのが妥当です。価格は 32,780円 ですから1年あたりの価格は 6,556円 でこちらも当然永続版ライセンスを購入したほうがお安くなります。

 

いずれにしても、Officeスイートのすべてのアプリを利用する以外の利用方法であれば、未だに永続版ライセンスの購入のほうが安いこととなります。

 

ただ、前述の通りサポート期間がたった5年間しか有りませんので、5年後にはまた新たな永続版ライセンスを購入(新たな永続版が出るかは分かりませんが・・・)するか、Microsoft365への移行が必要になります。その時のアプリの移行の手間を考えた場合には、今からMicrosoft365に乗り換えることも一つの選択肢にはなるでしょう。

 

いずれにしても、ご利用方法やご予算、移行の手間等々を吟味した上で、最適なプランをご検討ください。

 

個人的には、もうOfficeじゃなくてもいいけどね・・・