こんな時代だからこそ・・・

 

CNETの記事に、 アップル、死後に「iCloud」データを託す相手を指定できる新機能 てのがありました。

 

Appleは米国時間6月7日、「iCloud」の新機能として、ユーザーの死後にデータにアクセスする管理者を指定できる「デジタル遺産プログラム」を発表したそうです。記事によると・・・

 

「故人アカウント管理連絡先」として追加された管理者は、ユーザーの死後にアクセスを求めるだけで、iCloudに保存されているデータを閲覧してダウンロードできるようになる。ただし、登録されているクレジットカード情報などの決済情報や、「Keychain」に保存されたログイン情報にはアクセスできない。

 

だそうです。自分が死んだ後に、自分のデジタルデータがどうなるのか考えたことはありませんか?それなりの遺産がある方は「遺言書」などに書き込んでおけばいいのかもしれませんが、一般の方が遺言書を作ることってそんなに無いような気もします。

 

また、不慮の事故などで突然死が訪れることもありえます。そういう場合には、全くデジタルデータの処理ができませんよね。

 

今回のAppleの「デジタル遺産プログラム」は具体的に「遺産」として限定した初めての事例じゃないかと思います。

 

実はGoogleにも ”死去したユーザーのアカウントに関するリクエストを送信する” というヘルプはあるのですが、あくまでも決定するのはGoogle側でパスワードや他のログイン情報も教えてもらえません。また、Googleには ”アカウント無効化管理ツール” というものもあり、ユーザーが一定の期間自分のアカウントを利用していない状態が続いた場合に、そのアカウント データの一部を公開したり、他のユーザーに通知したりするための手段となります。ただ、「死後」と明確に規定しているわけではないんです。

 

マイクロソフトアカウントについてもチョット調べてみたのですが、一定期間アクセスがないとアカウントが削除されることまでは分かったのですが、「死後」の規定などは明確にされているかどうか分かりませんでした。

 

そういった中では、今回のAppleの「デジタル遺産プログラム」は明確にユーザーの「死後」を規定しているうえで画期的なプログラムだと思います。

 

今の時代、コロナも含めて何が起こるかわからない時代です。今一度、自分のデジタルデータの取り扱いについてお考えになってみてもいいかもしれません。