第一次産業にもっとITを・・・
CNETの記事に、 畑の異常を電話で知らせる低価格な農業IoT「てるちゃん」--KDDIウェブが提供開始 てのがありました。
KDDIウェブコミュニケーションズは3月9日、センサーが圃場(畑)の温度・湿度・照度の異常を検知して農業生産者へ電話・メール・SMSで通知する農業IoT「てるちゃん」を正式リリースしたそうです。
記事によると・・・
露地栽培やビニールハウス内など、電波が届く範囲であればどこにでも設置でき、温度・湿度・照度の管理を必要とする、どんな種類の作物の栽培にも活用できるという。また、監視したい時間帯や、センサーの測定値を利用者(生産者)自身で設定することが可能。利用者が使い慣れた自分の好みの通知手段(電話・メール・SMS)を選択でき、複数の通知手段を選ぶことも可能だという。
また、通知するタイミング(検知後すぐ/指定時刻)を選択できるため、深夜の状況を監視して、起床時に通知を受けて確認することもできる。さらに、利用者が気になるタイミングで、てるちゃんに電話をかけるか、スマートフォンやPCなどのブラウザ画面上で閲覧することで、最新の温度・湿度・照度の測定値を知ることもできるという。
だそうです。中の人が言うまでもなく、いわゆるDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が叫ばれていますが、今回のような第一次産業においてもDXの推進が必要だと思っています。
日本のように国土が小さい国では、規模による生産量増加は限界があり、規模よりも「質」に重点を置いた生産が求められていると思います。また、第一次産業では後継者問題など人手の問題もあり、より効率的な運営が必要になってきています。
今回の農業IoT「てるちゃん」では、最小構成(ルーター1台・センサー1つ)なら機器費用が2万4750円、システム利用料が月990円で利用を開始できるということで、規模の小さな農家でも十分に利用しやすい価格体系となっています。
この「てるちゃん」を積極的に利用することで、畑の温度・湿度・照度などの管理の手間が圧倒的に楽になり、ひいては品質の向上にも寄与することでより競争力の高い製品の生産が可能になるでしょう。
農業を営んでらっしゃる方は、是非ご検討になってみてはいかがでしょうか?