どの程度安くなるのか?・・・
ITmediaの記事に、 回線レンタル料、月内に値下げ開示へ 携帯大手3社 てのがありました。
NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの携帯電話大手3社は8日、格安スマートフォン事業者が携帯大手から音声通話とデータ通信の回線を借りる際に支払う「接続料」を値下げする方針を明らかにしたそうです。
記事によると・・・
同日開催された総務省の有識者会議で接続料値下げの方針を明言した。携帯大手3社による割安な新プランが今春に導入されることを受け、格安事業者は顧客流出を懸念しており、先月の有識者会議では接続料値下げの早期実現を要望。総務省からも対応を示すよう求められていた。
だそうです。キャリアの相次ぐ値下げや、楽天モバイルの1GB以下は無料とするなどの驚異的な値下げにより虫の息だったMVNOですが、今回の接続料の値下げを受けてなんとか踏みとどまることが出来るかもしれません。
記事にもある通り、音声卸については個別に交渉して卸料金を決める方式だったものを、各社共通の接続料を定めて適用する方式に改めることでかなりの値下げを実現しているようです。これも以前に日本通信がドコモとゴネて交渉した成果と言えるでしょう。ポンツーの三田会長の大願成就といったところでしょうか
通信卸についても、2月末に23年度に接続料を一段と引き下げる見通しを示すとのことなので、こちらもかなりの値下げが期待されます。
大手MVNOのIIJが今月24日に新たな料金プランの発表をアナウンスしていますが、今回の接続料値下げを受けたものと思われます。
ユーザーとして気になるのは、やはり料金がどの程度まで下がるのかということですが、MVNOとして一番のネックであった音声卸料金に今回メスが入ったことで、楽天モバイルの料金のように無料とはいかないにしても、通話も含めた料金値下げが期待できます。
MVNO各社の対応に期待したいところです。