「ショールーミング」ともまた違う・・・

 

ITmediaの記事に、 「売らなくてもいい」「体験の場を提供」 4カ月で560万の“接点”を生んだ店「b8ta」はリテールの価値を変えるか てのがありました。

 

製品を消費者に“体験”してもらうことを目的とした店舗「b8ta(ベータ)」についての記事がありました。

記事によると・・・

 

b8taは15年に米サンフランシスコで生まれた。エンジニアだった創業者が、家電量販店で箱に入ったまま隅の方に置かれている自社製品を見たことがきっかけだったという。「実績がない新規事業やスタートアップでも、製品を実際に見て、体験してもらう場があれば」と、パロアルト市に1号店を出店した。
 現在は米国に23店舗、ドバイに1店舗を展開。これまでに1000以上のブランドが出店し、年間300万人以上が来店するまでに成長した。そして、3拠点目として日本に出店。8月1日、有楽町と新宿の2店舗をオープンした。
 b8taの店舗では、企業が製品を置くための「区画」を契約して出店する。契約期間は6カ月からで、料金は月30万円。区画は各店舗で約100を用意しており、半個室となっているエクスペリエンスルームやイベントスペースを契約してプロモーションを展開することもできる。11月末までに2店舗で170社以上が出店した。

 

だそうです。様々な企業の製品が並んだショールームみたいですが、「b8ta(ベータ)」が既存のショールームと異なるのは、来店客が製品と“接点を持った数”などを企業にフィードバックしていること。

また、店舗スタッフが顧客とコミュニケーションをとることで得られる「購入しない理由」なども生の声として同様にフィードバックされるそうだ。

 

一見、ネット購入前提の「ショールーミング」のような店舗のような気もするが、そうではなく、いろんな製品を同じ空間に並べることで、偶然の出会いや新しいものを手に取る機会をつくっているとのこと。出店企業にとっては、メインターゲットとは異なる層にも知ってもらう機会が増えることが利点のようだ。

 

こういった業態が成立することが新しい時代を予感させる。コロナ禍によって、来店客数が減少してるかと思いきや、そうでもないらしい。

 

新たな「体験型店舗」、お時間がある方は是非ご覧になってみてはいかがでしょうか?