フットワークは軽いが・・・

 

ケータイWatchの記事に、 日本通信がドコモ対抗プラン、16GB/70分無料通話で1980円、12月10日から てのがありました。

 

日本通信は、新料金プラン「SSDプラン」(仮称)を12月10日から提供するそうです。記事によると・・・

 

SSDプランは基本データ量が16GB、70分の通話料金込みで月額1980円の新プラン。16GBを超過以降は1GB250円で使った分だけ課金される「おかわり課金方式」で、上限値は16GB~30GBの間でユーザーが設定できる。また、基本データ量はドコモの「ahamo」の開始日以降は20GBに増量するという。来春からデータ通信の接続料が引き下げになることを活用したもの。70分の通話時間超過後は30秒あたり10円で専用の通話アプリなどは必要ない。

 

だそうです。昨日のドコモの「ahamo」の発表は世間でもかなり話題になっていましたね。それとともに競合他社の動向も気になるところですが、早くもMVNOの日本通信さんが対抗プランを出してきました。

 

基本データ量が16GB70分の通話料金込みで月額1980円ということで、ドコモより1,000円も安いプランとなっています。通話は70分の無料通話ということで、5分の通話が掛け放題のドコモに比べると劣りますが、今回の料金を考えるとMVNOではこれが限界でしょう。

 

確かに料金的には、ドコモよりもかなり安いわけですが、提供しているのはMVNOです。昨日のエントリーの中でもお伝えしましたが、MVNOが安いのは「安かろう悪かろう」だからです。キャリアから借りた回線にユーザーを詰め込んで儲けるビジネスモデルですから、ドコモのようなキャリアとは通信速度に差が出ます。

 

どのくらい差が出るのかということですが、DIMEという雑誌がウェブ上で スマホの通信速度、最速はどこ?大手キャリアからMVNOまで11社の通信速度を徹底比較 という記事を出しておられました。

 

上記サイトを見ていただくと分かる通り、キャリアの下りの回線での実行速度(中央値)は最低でも10Mbps以上は出ているのに対し、MVNO各社は10Mbpsに届いているところは1社で殆どが10Mbpsにも届かないレベルであることがわかります。

 

時間帯別の速度比較でも、キャリア3社とサブブランド2社は24時間を通して、さほど通信速度の差が出ていないのに対し、MVNO各社は出勤時間帯お昼など多くの人が利用する時間帯では、極端に速度が落ちていることがわかります。特にお昼の時間帯はひどく、多くのMVNOが2Mbps以下の速度になっています。

 

このようにキャリアとMVNOでは、通信速度の面でかなりの差があることがわかります。

 

もちろん、これを理解した上でMVNOを選択することもあるでしょう。事実、中の人は現在のMNOの前はMVNOの楽天モバイルを、その前は同じくMVNOのIIJmioを利用していました。中の人は、スマホを利用するのは外出時のみで、外出時にスマホですることはメールとメッセンジャーのチェック、クラウドストレージからのデータの閲覧、GoogleMapの利用程度ですので、速度を求めない利用方法ですから、MVNOでもじゅうぶんでした。

 

ただ、これが音楽ストリーミングサービスの利用や、Youtubeなどの動画サイトの利用となると、かなり厳しいと思います。

 

MVNOが安いのには、明確な理由があることを理解した上で、利用したいものです。