室内を頻繁に移動するなら・・・
INTERNET Watchの記事に、 8千円台で「メッシュ・Wi-Fi 6」対応の中継器、TP-Link「RE605X」 てのがありました。
ティーピーリンクジャパン株式会社(TP-Link)は、メッシュ機能を搭載したWi-Fi 6対応中継器「RE605X」を12日に発売するそうです。記事によると・・・
最新規格のWi-Fi 6ことIEEE 802.11ax対応しており、最大通信速度は1201Mbps(5GHz帯接続時)または574Mbps(2.4GHz帯接続時)。「Archer C7/C6」といったOneMesh対応ルーターと接続することで、メッシュWi-Fiネットワークを構築できる。また、有線ルーターのみの環境で、アクセスポイントとしても動作が可能。
だそうです。基本的にWi-fiの電波は距離が遠くなるほど減衰してしまいます。特に間に壁があったり、上下の移動(1階と2階のように)があると、電波は届きにくくなるわけです。
それを解消するために、Wi-fiの中継機というものが販売されています。中継機はWi-fiの電波を文字通り「中継」するだけですので、接続する際のSSIDは元のSSIDと異なるものが使われます。例としては元のSSIDが「Sample」だとすれば「Sample-EXT」などになるわけです。
その中継機のSSIDを設定した場合、その中継機の電波の範囲内にいる際には問題ないのですが、そのSSIDを設定したノートPCなどを持って、中継機の電波範囲外に行った際には、再度その近くにあるルーターなどのSSIDに設定し直す必要があります。これが中継機の最大の欠点でもあります。
その点、「メッシュ・Wi-Fi 」はSSIDは一つで、移動した側のルーターに自動的に接続が切り替わるため、移動するごとにSSIDの接続を変更する手間がありません。これが「メッシュ・Wi-Fi 」の特徴です。ただ、その分中継機に比べて高価になりがちです。
今回のTP-Link「RE605X」は、中継機としても利用できてメッシュWi-Fiにも対応しているので、柔軟な運用が可能です。コンセント直付型で、コンパクトで場所も取らないのがいいですね。
部屋の中をノートPCやスマホを持ってよく移動される方などは、中継機よりも「メッシュ・Wi-Fi 」のほうが便利です。逆に中継機の電波の範囲のみで移動しない場合には、中継機でも十分ですよ。
中継機とメッシュWi-Fiの違いを十分に理解して、Wi-Fiを上手に利用してみてくださいね。