後追いがち・・・

 

窓の杜の記事に、 「Google Meet」にも“ブレイクアウトルーム”機能が追加 ~「Zoom」「Teams」に追随 てのがありました。

 

米Googleは、オンラインビデオ会議サービス「Google Meet」“ブレイクアウトルーム”機能を追加したと発表したそうです。記事によると・・・

 

“ブレイクアウトルーム”を利用すると、大人数のミーティングを一時的に小さなグループへ分割し、ブレーンストーミングセッションや少人数でのディスカッションを行うことが可能。ホストが個別のセッションに入室して話し合いを見守ったり、会話に参加することもできる。すべてのセッションを終了して、メインのミーティングに参加者を呼び戻すことも可能だ。

 

だそうです。この“ブレイクアウトルーム”の機能はZoomでは随分前に実装されていて、他にはない人気の機能でした。当然ながら、競合他社も後追いで機能実装しているわけですが、今回は「Google Meet」にも追加されたみたいです。

 

しかし記事にもある通り、この機能が利用できるのは現在“G Suite Enterprise for Education”のみということで、利用できる人はかなり限られてしまうのは残念です。Zoomは制限はあるとはいえ、無料版でも“ブレイクアウトルーム”の機能が利用できますし、これから実装予定のTeamsにも特に制限はないようです。

 

Googleのウェブ会議システムは、Google HangoutからGoogle Meetに変更されたり、Google Duoとの線引きが曖昧だったり等々、かなり迷走している感じがしますし、出遅れた感が拭えません。今回のように機能についても競合の後追いが多く、「Google Meet」ならではの機能や特徴が見当たりません。

 

それだけZoomがよくできているといえばそれまでなのですが、Googleがウェブ会議システムでもシェアを取りたいのであれば、Zoom並みの機能とTeams並みのセキュリティを併せ持った「Google Meet」にしていただきたいものです。

 

個人的にGoogleシンパの中の人としては、Googleの逆襲に期待したいところです。