サイトに罪はない・・・
窓の杜の記事に、 誤判定? 人気アプリ「FastCopy」の配布サイトが“セーフ ブラウジング”によって有害サイト扱いされてしまう てのがありました。
“Windows系最速(?)”を謳うのファイルコピー・バックアップ・削除ツール「FastCopy」の公式サイト“fastcopy.jp”が有害サイトフィルター“Google セーフ ブラウジング”によって有害サイト判定されてしまい、困っているそうです。記事によると・・・
「Chromium」ベースの新しい「Microsoft Edge」では大丈夫なのですが(こっちでは“Microsoft Defender SmartScreen”という仕組みが利用されています)、「Google Chrome」や「Firefox」では全画面警告が出る状態です(8月19日現在)。
今は解除されたものの、老舗メッセンジャーソフト「IP Messenger」を配布している“ipmsg.org”でも一時同じ状態だったそうで、なんとも困ったことです。
だそうです。ある日突然に「有害サイト」と指定されてしまっては、アクセス数も激減するでしょうし、場合によっては収入にも影響するため非常に迷惑なことです。
実はこういった誤判定は今に始まっったことではなく、過去にも結構同様の事例があります。特に問題だったのは、フリーソフト「いじくるつくーる」などを配布されていた INASOFT さんのサイトがトレンドマイクロのセキュリティソフトにより「危険なWebサイトである」とのメッセージを表示してブロックされてしまい、すったもんだの挙げ句に結局INASOFTさん側が当面のソフトの更新停止を宣言することなってしまった事件がありました。
もちろん、INASOFTさん側には何の落ち度もなく、他のセキュリティソフトでは問題なくアクセスできているにも関わらず、危険なサイトだと誤判定されてしまった挙げ句のことでした。
今回のようなことは、サイトでフリーウェアなどを配布している方々には誰にでも起こりうることで、そのフリーウェアで生計を立てている方などにとっては死活問題にもなりうることです。
今回の対象になった「FastCopy」も、中の人も含め利用者は非常に多く、歴史のあるソフトですのでソフト自体には問題はないはずです。
奇しくも今回のネタ元の「窓の杜」も昨日の時点で ダウンロードがWebブラウザーにブロックされる現象が発生 していたなど、どうもGoogleセーフブラウジングに問題があるとしか思えない状況です。
現時点でもGoogle Chromeで「FastCopy」のサイトにアクセスしようとすると、有害サイトであると表示されるため状況は改善していません。
一刻も早く、状況が改善することを願うとともに、こういった誤判定がなくなることを願ってやみません。