てっきりnoindexが・・・

 

ITmediaの記事に、 名刺SNS「Eight」で情報機関員などの本名が閲覧できる状態に 非公開にする方法は てのがありました。

 

Sansanの名刺SNS「Eight」を利用している人の一部の所属と本名がGoogle検索で誰でも見られる状態だったそうです。記事によると・・・

 

例えば、Google検索で検索先のWebサイトをEightに絞り込んだ上で「警視庁」などを検索ワードに指定すると、EightユーザーでなくてもEightを利用する警視庁職員の所属と本名が閲覧できた(現在は閲覧できないよう変更済み)。

 

だそうです。この手の名刺SNSは記事中の「Eight」をはじめ、多くの企業が参入しており利用している方も多いかもしれません。

 

ただ、今回のように「Google検索で誰でも見られる状態」にあったことは多少の驚きです。そもそも、名刺の情報は、当然ながら「氏名」「所属」「役職」「電話番号」「メールアドレス」等々、究極の個人情報であるわけです。

 

しかし、記事中にある・・・

 

所属や本名自体を非公開にできないことについては「Eightは名刺情報を人脈の構築に役立ててほしいという思いで作ったサービスで、悪意を持って個人情報を探すことは想定していない」と同社は説明する。

 

との運営側の姿勢はいかがなものでしょう?世の中に悪意を持って個人情報を探す人がいないとでも言うのでしょうか?であるならば、昔からある名簿業者などはどうなのでしょう?

個人的には究極の個人情報を預かる企業の姿勢としては、情報管理についてあまりにも杜撰であると言わざるを得ません。

 

既に全ユーザーのプロフィールページにnoindexを指定したため、検索エンジンにプロフィールページが現れることはないとありますが、今更「noindexを指定」したというのはホントにお粗末です。サービスイン当初からそうすべきだったのではと思います。

 

今回の件は名刺SNSの利用における個人情報流出の危険性が露呈した事案ですし、記事にもある通り、リスクと利便性を天秤に掛けてサービスの利用を判断するべきでしょう。