長期的な戦いに向けて・・・
窓の杜の記事に、 マイクロソフト、「Microsoft 365」の日本独自プラン“リモートワーク スターター プラン”を開始 てのがありました。
日本マイクロソフト(株)は8月3日、「Microsoft 365」の中堅・中小企業向け新プラン“リモートワーク スターター プラン(Remote Work Starter Plan)”を開始したそうです。記事によると・・・
“リモートワーク スターター プラン”は、Web会議やビデオ通話、チャットといったリモートワークに必要なコミュニケーションサービスをひとまとめにした「Microsoft Teams」と、ドキュメントの共有・共同編集に最適な「OneDrive for Business」クラウドストレージ(ユーザー1人あたり1TB)を組み合わせたプラン。「Microsoft Office」アプリなどは省かれているが、すでにオンプレミス版の「Office 2019」などを導入している企業ならば問題にはならないだろう。
だそうです。新型コロナウイルスが収束の兆しを見せないばかりか、感染拡大が続く勢いとなっている中、企業でのテレワークの実施も長期戦の様相を呈してきました。
既にテレワークを実施している企業様も多いと思いますが、急造の仕組みでとりあえずZoomだけでウェブ会議を行っているだけという企業様もいらっしゃるのではないでしょうか?
もちろん、それで問題なければいいのですが、今後長期的にテレワークを実施するとなると、ウェブ会議のシステムだけでなく、社内で利用する共有ファイルのファイル置き場などの問題も出てくるかもしれません。
そういった場合に、今回の“リモートワーク スターター プラン(Remote Work Starter Plan)”がお役に立つでしょう。記事にもある通り、このプランは「Microsoft Teams」と「OneDrive for Business」のみが組み合わされたプランです。つまり、単なるウェブ会議のみではなく、ビジネスチャットも含んだ統合的なチームコラボレーションツールである「Microsoft Teams」と、MS Officeのデフォルト保存先でもある「OneDrive」がセットになっていますので、相互にシームレスに利用可能なプランとなっています。
記事にもある通り、日本のビジネスクライアントはMS Officeのプレインストール比率が非常に高くなっていますので、「Microsoft 365」のような全てのOfficeが含まれたプランは必要ない企業様が多いはずです。
また、料金についても、Microsoft 365 Business Standardが1,360円/ユーザーに対して、今回のプランは月額399円/ユーザーとなっていますので、コスト的にも導入しやすいプランとなっています。
「Microsoft Teams」はセキュリティにも優れており、日本の裁判所でも民事訴訟事件の争点整理において利用されるなど利用が広がっています。また、ウェブ会議のみではなく優れたビジネスチャットツールとして、SlackやChatworkなどと同様にオープンなチームコラボレーションに役立っています。
まだ、テレワークツールを導入されていない企業様も、急造で様々なツールを利用されている企業様も、この機会に「Microsoft 365」の中堅・中小企業向け新プラン“リモートワーク スターター プラン(Remote Work Starter Plan)”をご検討になってみてはいかがでしょうか?