ゲーマー舐められてるな・・・

 

PC Watchの記事に、 コナミ、ゲーミングPC「ARESPEAR」3機種を発売 てのがありました。

 

株式会社コナミアミューズメントはゲーミングデバイス「ARESPEAR」シリーズより、ゲーミングPCの予約受け付けを直販サイトにて開始したそうです。記事によると・・・

 

予約を受け付けているのはスタンダードクラスの「C300」、ハイクラスの「C700」およびハイクラス+の「C700+」の3機種。3機種共通で、高速なデータ転送が可能なM.2 NVMe SSDに加え、ASUS製のサウンドカード「XONAR AE」を搭載。背面にはケーブル配線を隠せるカバーを備える。上位モデルにあたるC700とC700+では水冷CPUクーラーを標準装備するほか、透明側面パネルを採用したC700+ではRGB LEDも内蔵する。

C700およびC700+はともに、Core i7-9700、16GBメモリ、GeForce RTX 2070 SUPER、512GB M.2 NVMe SSD+1TB HDD、Windows 10 Homeなどを搭載。直販価格は順に316,800円、338,800円。

 

だそうです。コナミさんがゲーミングPCを出すことは コナミ、eスポーツ向けゲーミングPC「ARESPEAR」を展開 との記事にて既に今年の2月には把握していたのですが、それから既に半年近く経過していて発売がなぜこんなに遅れたのか気になります。

 

というのも、2月の時点で既にスペックは確定していましたし、今回発表になったスペックも変わっていません。であれば、ここまで発売が遅れる理由もないと思うのですがね。

 

そもそも、既に第10世代Intel Coreプロセッサが全盛の時期に、型落ちの第9世代搭載機を出されてもゲーマーはピンとこないと思います。

 

スペックに関しても、最上位モデルでCore i7-9700(8コア8スレ)、16GBメモリ、GeForce RTX 2070 SUPERという構成です。最上位モデルにしてはCPUもCore i9では無いですし、グラボもRTX 2070 SUPERと微妙な構成。こちらも最上位モデルであればRTX2080Tiくらいは欲しいところ。

 

そして何より価格です。最上位のC700+は 338,800円 とこのスペックからするととても考えられないような高額ボッタクリな値付けになっています。

 

ちなみに似たような構成のドスパラのゲーミングPCである GALLERIA XA7C-R70S169,980円(税抜) で売っています。CPUは最新のCore i7-10700(8コア16スレ)を搭載しているにも関わらずです。おおよそ半額で最新仕様のPCが購入できるはずなのに、大幅な型落ちCPU搭載機でこの価格はいかがなものでしょう?

 

ゲーマーは「勝つため」にスペックにこだわります。このAppleのMac ProパクったようなデザインのボッタクリPCは「わかっている」ゲーマーであれば誰も買わないのではないでしょうか?

 

それともコナミさんは「コナミブランド」だからこのくらいの価格でも売れると思ってらっしゃるのかもしれません。

 

確かにAppleのMac Proなどは移動するためのキャスターが付いたフレームだけで4万円もしますし、Pro Display XDRという高級ディスプレイはスタンドが別売りなのですが、スタンドだけで106,800円もします。

ただ、それはAppleだからであってコナミさんが同じことしても売れないですよ。PCで「ブランド」が通用するのはAppleだけだということを認識しましょうコナミさん。

 

しかし、中の人も今まで様々なPCを目にしてきましたが、これだけユーザーを舐めきった仕様のPCも珍しかったので一般の方にも知っていただきたいと思い、あえて取り上げさせていただきました。

 

コナミさんのゲーミングPC「ARESPEAR」が爆発的に売れることを願ってやみません。