そのくらいは残るよね・・・
PC Watchの記事に、 「Windows 10への移行は考えていない」と中小企業の1割が回答 てのがありました。
デル株式会社およびEMCジャパン株式会社は、2019年12月に実施した独自調査の結果を発表したそうです。記事によると・・・
Windows 10への移行状況については(図1参照)、「完了済み」と「現在移行中」があわせて71%となった一方、「Windows 7のサポート終了までに移行を実施する予定」が15%、「特に移行を考えていない」が10%となった。さらにこの10%のうち、56%は移行の必要性を感じていないと回答しており、セキュリティ知識の不足が明らかとなった。
だそうです。対象が国内の中小企業(従業員数1~99名)のIT担当者1,035人とのことですので、まさに弊社の中心顧客層と重なりますが、移行予定も含めて86%が移行するのは上出来だと思います。
「特に移行を考えていない」が10%というのは、Windows XPのときにもそのくらいだったと思います。Net Applicationsによる2019年12月のデスクトップOSのシェアを見ると、Windows XPは未だに 1.16% のシェアがあります。1.16%とはいえ、Mac OS X 10.12よりシェアが多いんです。
WindowsXPのサポート終了は2014年4月9日で、今年の4月で丸6年になります。それでもこれだけのシェアがあるわけですから、Windows7もこの程度以上に残ることは容易に想像ができます。
以前の本ブログの Windows 7が4分の1以上のシェアを維持したまま2019年を終えたそうです・・・ とのエントリー内でも触れていますが、セキュリティを気にされない層は一定数おられますので、致し方ないところかと思います。
ただ、MicrosoftはWindows10以降のWindowsは基本的に出さないことを公言していますので、Windows11や12は今後出る予定はなく、Windows10のアップデートで賄っていくようです。そのため、今回のようなOSのサポート終了による乗り換えは「最後」である可能性が高いです。
ですから、移行予定がないとされている企業様でも、最後の投資と思って移行していただけることを切に願っております。