快進撃!・・・
PC Watchの記事に、 AMD、Ice Lakeの性能を90%上回る第3世代Ryzenの詳細を説明 てのがありました。
AMDは、1月7日~1月10日に米国ネバダ州ラスベガス市で開催された「CES 2020」のプレスデーに記者会見を開き、ノートPC向けの第3世代Ryzen 4000シリーズを発表したそうです。第1四半期に販売開始されるOEMメーカーのノートPCに採用されると明らかにしたとのこと。記事によると・・・
また、昨年の第2世代RyzenではゲーミングPCやクリエイターPC向けのHシリーズはTDP 35Wと、IntelのHシリーズの45Wに比べて10W低い設計になっていた。しかし、第3世代Ryzen 4000シリーズのHシリーズはTDP 45Wが標準になっており、cTDPにより35Wにも設計できるようになっている。つまり、IntelのHシリーズ向けに設計しているシャシーを、そのままAMD向けに利用できるようになったということだ。
AMDが公開したベンチマーク結果はなかなか刺激的で、同じTDP 45WになるCore i7-9750Hと比較して39%の性能向上を実現しており、TDP 95WでデスクトップPC向けのCore i7-9700Kをも上回るとアピールしたのだ。
だそうです。Ryzenで快進撃を続けているAMDですが、今回はノートPC向けの第3世代Ryzen 4000シリーズを発表しました。Ryzenというとデスクトップ向けで顕著な性能を見せている印象ですが、今回の第3世代Ryzen 4000シリーズに関しては、そのイメージを覆しているようです。
記事にもある通り、Ryzen 7 4800Hに関してはCore i7-9750Hと比較して39%の性能向上を実現しているのみならず、TDP 95WでデスクトップPC向けのCore i7-9700Kをも上回るという驚異的なスペックとなっています。
TDP 45Wのノート向けCPUがTDP 95WのデスクトップPC向けCPUをも上回るという、にわかには信じがたいスペックです。
Ryzenの性能がデスクトップ向け、ノート向けともにここまで上がったとなると、今までのCPUのシェア争いにもかなりの影響が出そうです。Intelは「様々な」対抗策を打ってくるでしょうが、果たしてそれが通用するでしょうか?
AMDによれば、第3世代Ryzen 4000シリーズは、OEMメーカーのマシンに搭載されて第1四半期から市場に登場する見通しだそうですので、製品のベンチマークレビューなどを楽しみにしたいと思います。