結局、残るものは残る・・・

 

スラドに Windows 7、4分の1以上のシェアを維持したまま2019年を終える てのがありました。

 

延長サポート終了まで10日間を切ったWindows 7ですが、Net ApplicationsのデスクトップOSバージョン別シェアデータ2019年12月分によると、4分の1以上のシェアを維持したまま2019年を終えたそうです。記事によると・・・

 

1位のWindows 10は前月から1.56ポイント増加して54.89%となっているが、2位のWindows 7は0.60ポイント減の26.26%にとどまる。3位と4位はmacOSの世代交代で順位が入れ替わり、Mac OS X 10.15が4.32%(0.39ポイント増)、Mac OS X 10.14が3.70%(0.45ポイント減)となっている。5位のWindows 8.1は変動なしの3.32%。このほかのOSバージョンの変動は小さく、Windows XP(0.45ポイント減、1.40%)の変動幅が最も大きい。Windows XPは7位に後退し、Mac OS 10.13(0.08ポイント減で1.65%)が6位に上昇した。OS種類別ではWindowsのみ増加しており、0.57ポイント増の86.63%。Mac OSは0.19ポイント減の11.41%、Linuxは0.27ポイント減の1.38%などとなっている。
 

だそうです。Windows7のシェアは減ってはいるようですが、微減ですよね。シェアの1/4が未だにWindows7ですからサポートが終了した後も相当数のWindows7が残ることは容易に想像ができます。

 

中小企業様でWindows7を利用されている方で、移行されない方は主に次の3つのタイプに分類されます。

  1. 予算の関係で移行できない場合
  2. サポート終了をご存じない場合
  3. 移行の必要はないと思ってらっしゃる場合
弊社のお客様である中小企業様の場合、「1」のケースは結構あるんですね。サポート終了で移行が必要なことは重々承知しているが、予算がないために移行できないというケースです。これに関しては色々ご意見はあると思うのですが、「無い袖は振れない」のは確かです。その部分は弊社もなんとも申し上げられませんので・・・
 
「2」のケースですが、弊社のようなITサポート会社やOA商社が入っているような企業様は問題ないのですが、そうでないケースも多々あるわけです。そういう企業様の場合、サポート終了自体をご存じない場合もあるんですね。これだけいろいろな告知がされてはいますが、目に止まらないこともあるようです。このケースの場合は、サポート終了するということが伝われば移行していただけると思います。
 

実は「3」のケースも結構あります。以前Windows XPのサポート終了時に、ある会社様にお伺いさせていただいた際の会話です。

 

中の人 : 「Windows XPのサポートが終了致しますので、お乗り換えをご検討いただいたほうがよろしいかと・・・」

 

お客様 : 「君ねぇ。本気でそんなふうに思ってるの?マイクロソフトにノセられてるだけじゃない。売りたいがためにそう言ってるんだよ!サポートが終了したって、ウイルスなんかに感染しないって!ウチはセキュリティソフトなんて入ってないけどウイルスに感染したことなんて無いからね!」

 

中の人 : 「なるほど。そういうお考えもあるかもしれませんねぇ・・・」

 

こういうケースが実際に結構あるんです。このようなお考えの場合、当然移行の必要はないと思われているでしょうから、今回も移行はされないでしょう。

 

実際にかなり減ったとはいえ、未だにシェアの中にWindows XPが顔を出しているのは、上記のようなケースがあるからもしれません。

 

弊社と致しましては、Windows10への移行をお薦めしておりますので、まだWindows7をご利用のお客様はお早めの移行をお薦めします。あ、この機会にMacへ移行するというのも有りと言えば有りかも・・・