MVNOにはできないよ・・・

ケータイWatchの記事に、 UQ mobile、時間制限なしの「かけ放題(24時間いつでも)」 てのがありました。

UQコミュニケーションズは、UQ mobileの「スマホプランS/M/L」利用者向けに、通話オプション「かけ放題(24時間いつでも)」を12月18日から提供するそうです。記事によると・・・

UQ mobileの通常の国内通話料は20円/30秒。オプションとして、10分以内の国内通話を何度でも無料でかけられる「かけ放題(10分/回)」(月額700円)、1カ月につき合計60分までの無料通話ができる「通話パック(60分/月)」(月額500円)が提供されており、新たに1回あたりの通話時間の制限がない「かけ放題(24時間いつでも)」が加わる。

だそうです。同じサブブランドであるワイモバイルでは、オプションではなく通常料金に「かけ放題」が含まれた料金になっていましたが、今回UQ mobileはオプションとして「かけ放題」を設けた形ですね。これでワイモバイルと同等のサービスになったと思います。

ただ、ワイモバイルとUQ mobileは「サブブランド」であるので、この「完全掛け放題」のプランが可能ですが、純粋なMVNOでこの「完全掛け放題」のプランを設けているところはありません。卸元であるキャリアが「完全掛け放題」のプランをMVNOに卸して無いからです。

こういったところが「サブブランド」とMVNOのサービスでの圧倒的な違いであり、MVNO側からの「不公平感」が募る原因でもあります。

総務省の検討会などでは、サブブランド側もキャリア側ものらりくらりとMVNO側の不満を交わしていましたが、総務省もいい加減サブブランドの優位性を認めて対応すべきだと個人的には思います。

「通話」は昔に比べれば圧倒的に利用頻度は減っているとは思うのですが、「完全掛け放題」のサービスが利用できる・できないはまた別の話だと思うので、そのあたりは是正すべきなのではないでしょうか?

MVNOの存在価値が今後も維持できるように「お役人様」の公明正大な対応をお願いしたいところです。