これで十分か?・・・
スラドの記事に、 Windows Defender、AV-TESTで満点を初めて獲得 てのがありました。
AV-TESTによる家庭向けWindowsアンチウイルスソフトウェアのテスト結果6月分で、Windows Defenderが初めて満点を獲得したそうです。記事によると・・・
AV-TESTのテストはマルウェアに対する防御率・検出率を評価する「Protection」および、実行による速度低下の小ささを評価する「Performance」、誤検知の少なさを評価する「Usability」の3カテゴリで各6点満点、合計18点満点で評価される。今回のテストはWindows 10を対象に5月と6月に実施された。
Windows Defender/Microsoft Security Essentialsは2013年から2015年にかけてProtectionのスコアが非常に低くなっていたが、最近2年間は常に5点以上で推移している。PerformanceとUsabilityは以前から比較的高い評価を受けており、トッププロダクトの認定を獲得することも増えている。今回テストされたバージョン4.18は防御率・検出率ともに100%、誤検知0で速度低下も小さく、Microsoft Security Essentialsを含めて初の18点満点となった。
だそうです。Windows7の時代から無料で利用できる Microsoft Security Essentials はあったのですが、やはり性能的に満足いくものではなく、とりあえず入ってないよりはよほどマシ程度のものでした。
ただ、時代は移り変わり、Windows10には標準でWindows Defenderが搭載されていて、とりあえずサードパーティのセキュリティソフトを導入せずとも最低限のセキュリティは保持できる時代になりました。
そしてそのWindows Defenderも無料とはいえ、他の有料セキュリティソフトと遜色ないくらいにまで性能が上がってきたことが実証されたようです。
では、有料のセキュリティソフトは不要かというとそうでもなく、Windows Defenderでは機能的に及ばない部分が有料のセキュリティソフトには搭載されています。例えば、メーラーの迷惑メールフィルターの機能だったり、ブラウザ利用時の危険なサイトへのブロック機能などはWindows Defenderだけでは実現できない機能です。
もちろんその機能は他の代替ソフトなどで実現できることが多いのも事実ですので、機能ごとにソフトを導入されることに躊躇の無い方などは、Windows Defenderだけでも十分かもしれません。
よく、「Windows付属のセキュリティソフトは性能悪いんでしょ?」と聞かれることもままあるのですが、少なくとも現時点では「そうでもない」と言える程度にまでなってきているとは思います。
結局はその方のPCの使い方次第で、必要なセキュリティの機能も変わってくるかと思いますので、どのような機能が必要なのかを把握した上で、Windows Defenderだけを利用するのか、はたまたサードパーティのセキュリティソフトを導入するのかをお考えになってみてはいかがでしょう。