今週のヨサゲなものはぜひ実用化していただきたいもの2つ!

 

突然の心停止をスマートスピーカーで検出する技術--ワシントン大学

 

ワシントン大学の研究チームは、命にかかわる突然の心停止スマートスピーカーで検知する技術の開発に成功したそうです。記事によると・・・

 

研究チームは、心停止時に起きる死戦期呼吸(ギャスピング)という特徴的な呼吸パターンに着目。マイクで拾ったギャスピングの音を機械学習(マシンラーニング)システムに解析させ、心停止かどうか判断するアルゴリズムの開発に取り組んだ。

緊急通報電話の録音データを使ってギャスピング音を学習させたところ、最大6m離れた場所から計測して97%の精度で死戦期呼吸を識別できたという。死戦期呼吸の音とよく似たいびきや睡眠時無呼吸症候群の呼吸音を、区別することにも成功した。

 

だそうです。これスゴイですよね。スマートスピーカーで死戦期呼吸の音を解析させるなんていうアイデアもスゴイですけど、実際に成功させてしまっているのがもっとスゴイです。

 

これであれば、死戦期呼吸を検出したら、自動的に緊急通報することも可能でしょうから、まさに人命救助に一役買うと思います。ぜひ実用化していただきたいですね。

 

・ スマホで呼吸器の病気を検査するアプリ、ぜんそくやCOPDの疑いを家庭で検査

 

フィンランドのオウル大学の研究チームは、呼吸がスムーズかどうかを胸に当てたスマートフォンで計測し、呼吸器疾患の診断に役立てられるアプリ「Respiratory effort test」を開発したそうです。記事によると・・・

 

喘息(ぜんそく)や慢性閉塞性肺疾患(COPD)といった呼吸器に関係する病気を診断する際には、問題なく呼吸できているかどうかを調べる。そのために現在は、身体プレチスモグラフ(Body Box)と呼ばれる大がかりな装置が必要で、専門的な知識を持つ人が操作しなければならない。しかも、計測に1時間かかり、患者の負担も小さくないそうだ。
これに対し、Respiratory effort testはインストールしたスマートフォンを胸に当てて指示通り呼吸するだけで、数分あれば計測が済むとしている。呼吸時の胸の動きがスマートフォンのセンサーで取得され、その情報を解析することで呼吸動作に異常があるかどうか調べられる。

 

だそうです。これもすごい技術です。今まで計測に1時間掛かっていたものが、数分で完了し、しかもスマホを胸に当てるだけの簡単操作でそれが出来てしまうのがもっとスゴイですよね。

 

これも人命に関わるものなのでぜひ実用化していただきたいです。

 

スマホやスマートスピーカーなどの医療領域での取り組みはここまで進んでいるとは知りませんでした。是非とも両方共実用化にこぎつけていただきたいものですね。

 

では、また来週!