これは困る方もいらっしゃるかも・・・

 

窓の杜の記事に、 「Windows 10 May 2019 Update」に階調が正しく表示できない不具合か ~EIZOが注意喚起 てのがありました。

 

EIZO(株)は6月21日、「Windows 10 May 2019 Update(バージョン 1903)」の表示異常に関する注意喚起を発表したそうです。モニターやグラフィックスボードの機種を問わず、階調が正しく表示されない場合があるとのこと。記事によると・・・

 

同社は「May 2019 Update」における表示異常の一例として、グレースケールで階調が崩れ、バンディング(縦のすじ)が見えるケースを挙げている。この現象はモニターの故障に繋がるものではなく、「May 2019 Update」のグラフィック処理に原因があると考えられるとしている。モニター側の設定で回避することはできない。

 

だそうです。相変わらずバグの多いWindowsの大型アップデートですが、今回のものは結構深刻ですね。記事にもある通り、グレースケールで階調が崩れ、バンディング(縦のすじ)が見えるケースがあるようです。これ医療関係の画像診断などでは結構致命的なのではないでしょうか?もちろん映像制作、写真編集などでも問題になりますよね。

 

今回の「May 2019 Update」から、WindowsUpdateの更新設定をコントロールできるようになりましたが、あくまでも「May 2019 Update」を適用した後になるので、その前はWindows10 Homeなどでは基本的にコントロールできませんでした。

 

既に「May 2019 Update」が適用されてしまった方で、上記のバグを回避したい方は、前のビルドに戻すことで回避はできるかもしれません。「May 2019 Update」から前のビルドに戻すには、「設定」 → 「更新とセキュリティ」 → 「回復」 → 「前のバージョンのWindows10に戻す」 から可能です。

 

とりあえず、「May 2019 Update」のバグが収まったら、WindowsUpdateの適用はある程度の期間をおいたほうが安心かもしれませんが、基本的に「パッチは即適用」はデフォなんですよね。正直、悩ましいところではあります。

 

画像診断や映像制作、写真編集などでWindows10をご利用の方は、十分にご注意ください。