M.2 SSD専用NAS・・・

 

INTERNET Watchの記事に、 M.2スロット×4のみのコンパクトな10GBASE-T対応NASキット「TBS-453DX」、テックウインドが発売 てのがありました。

 

テックウインド株式会社は、10GBASE-Tに対応し、M.2スロット×4のみを装備するコンパクトなNASキット「TBS-453DX」を3月9日に発売するそうです。記事によると・・・

 

「NASbook」というコンセプトで設計されており、SATA接続のM.2スロット×4のみを装備するB5サイズのコンパクトさと、ノートPCなどで採用例の多いシロッコファンの搭載による静音性の高さが特徴。CPUには、ファンレスで動作するCeleron J4105(クアッドコア、1.5GHz)を採用。AES-NIハードウェア暗号化と、4K動画のリアルタイムトランスコードにも対応する。メモリはDDR4 SO-DIMM 2GB×2(最大4GB×2)を搭載する。

 

だそうです。中の人はしばらくNASに関しては情報を積極的に取得してこなかったんですけど、もうM.2スロット×4のみのNASなんてものがあるのかと感心しました。

 

M.2スロットというのはSSDの接続規格の一つですが、NVMe規格のSSDを接続することでSATA接続のものよりも圧倒的な高速で動作するのが特徴です。それが4基搭載されているということで、10GBASE-Tに対応していることもあり、市場のNASの中でも最高速クラスのNASであることは疑う余地のないところです。

 

では、これで何をするのかというと、やはり動画編集が最も有効な利用方法でしょうね。記事にもある通り、4K動画のリアルタイムトランスコードにも対応するとのことなので、メーカー側もそれを見越してのことなんだと思います。

 

M.2対応のSSDもかなり安くなってきてますし、本機の価格も7万7000円(税別)(SSD別売り)とスペックの割にはそんなにお高くないので、比較的導入はしやすいと思うのですが、むしろ問題は10GBASE-Tの環境構築の方かもしれません。

 

10GBASE-T対応NICもかなり安くなってきているとは言え、まだ1万円弱はしますし、対応HUBも5万くらいします。10GBASE-Tの環境構築だけでもそれなりのコストが掛かってしまうんですよね。

 

ただ、環境さえ出来てしまえば圧倒的な高速で動画編集ができることは間違いないので、そういったお仕事の場合には一考の価値は確実にあるでしょう。

 

とにかく激速なNASをお探しの方は、ぜひご検討になってみてはいかがでしょうか?