まだまだ理解されているとは・・・
ケータイWatchの記事に、 分離プランの理解度は39.6%~MMD研究所が調査 てのがありました。
MMD研究所(MMDLabo)は、分離プランへの理解度が39.6%に止まっているとする調査レポートを公表したそうです。記事によると・・・
調査によれば、「総務省が携帯電話会社に通信料金と端末代金を完全に分離することを求めています。通称『分離プラン』と言いますが、あなたの『分離プラン』への理解度を教えてください」という質問に対する回答は、「完全に理解している」が8.5%、「やや理解している」が31.1%、「理解していない」が60.4%となった。
だそうです。おりしも政府は昨日3/5に、携帯電話料金の引き下げに向けた電気通信事業法の改正案を閣議決定しました。回線契約とセットにした端末値引きを禁止し、端末代金と月々の通信料を切り離した「分離プラン」の提供を義務化するものです。
これまで日本のキャリアは端末と回線をセット売りにすることで、端末価格を抑えて買いやすくするとともに2年間の回線利用を義務付けて顧客の囲い込みに利用してきました。
しかし、今度はそれができなくなり、端末代金の一部を割り引くいわゆる「月々サポート」的なものが全く無くなるわけです。ですので、端末は確実に高騰化しますし、iPhone XSなどの高級機はなかなか手が出しづらい状況になるでしょう。
キャリアはこれまで負担してきたスマホの端末代金を割り引くための原資を通信料から得ていたわけですが、これが不要となりますのでその分を通信料の割引に当てることができるようになります。ですので、通信料自体は安くなるわけですね。ただ、端末代金の割引は止めるので、当然端末代金は今までより高くなるということになります。
簡単に言えば、分離プランとはこういったことなのですが、なかなか理解はしづらいですよね。
閣議決定もされたことですので、分離プランの実現は決定的です。今後は、端末代金は確実に高くなりますので、中古端末やミドルクラス以下の端末がより売れるようになるでしょう。
分離プランの導入前にできれば、端末価格や安いうちに最新端末などを手に入れておいたほうが良いと思いますので、正に「2年縛り」が終わるような状況の方は端末選びをお考えになったほうがいいかもしれませんね。