貿易戦時下だね・・・
ITmediaの記事に、 「マザーボードに不正なハードウェア発見されず」 Supermicroが調査結果を発表 てのがありました。
米Super Micro Computer(Supermicro)が中国の工場で製造したサーバ用マザーボードから不正なハードウェアが見つかったと報じられた問題で、Supermicroは12月11日、外部の調査会社に依頼して徹底調査を行った結果、悪質なハードウェアは一切発見されなかったと発表したそうです。記事によると・・・
Supermicroの発表によると、同社はこの報道を受け、サードパーティーの調査会社に依頼し、記事で取り上げられたマザーボードや、記事で言及された企業向けに販売したマザーボードなどについてサンプル調査を実施した。しかし、徹底的な調査や幅広い機能テストを実施した結果、マザーボードに悪質なハードウェアの形跡は一切見つからなかったとしている。Supermicroは当初から、Bloombergが報じた内容を全面的に否定し、製造プロセスでは完全性や信頼性を守るための対策を徹底させていると説明していた。
だそうです。もうこの手の話は枚挙にいとまがないですが、もう米中の貿易戦争は正に戦時下の状態ですね。今回の件は情報戦と言ってもいいでしょう。本件を報じたBloombergは一切だんまりを決め込んでいて、記事の撤回や、決定的な証拠の提示はを行っていません。
本件の影響は名指しされたSupermicroだけでなく、そのマザーボードを使ったAmazonやAppleにまで波及しており、各社も報道を否定しています。
こういったやり取りでは何一つ解決しないことは分かりきっているのに、米中双方ともに意地になっていて解決の糸口が見えませんね。こういうときこそ、仲介役が必要だと思うんですが、日本がその役割を果たすのは無理でしょうねぇ・・・
果たして、いつ解決することになるのやら・・・