微妙な立場・・・
PC Watchの記事に、 ASUS、Optaneメモリー/エルゴリフトヒンジ搭載の15.6型ノート てのがありました。
ASUSは、Optaneメモリーとエルゴリフトヒンジを搭載した15.6型ノート「VivoBook S15 S530UA」を12/14に発売するそうです。記事によると・・・
おもな仕様は、CPUにCore i5-8250U(1.6GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB、ストレージにOptaneメモリー16GB+1TB HDD、1,920×1,080ドット表示対応15.6型液晶ディスプレイ、OSにWindows 10 Home、WPS Officeなどを搭載する。
だそうです。詳細記事に譲りますが、ASUSさんは最近このIntelのOptaneメモリーにご執心のようですね。このノートPCの他にも、 ASUS、Optaneメモリー搭載のミニタワーPC との別記事にデスクトップのOptaneメモリー搭載機の発売のニュースも載ってました。
Optaneメモリーというのは、いわゆる「キャッシュ」として使うものなのですが、HDDと一緒に使うことで、HDDの大容量とSSDの高速な速度を両立する事が可能になります。一時期、SSDをHDDのキャッシュとして使うシステムが流行ったことがありましたけど、それと同じようなものをお考えいただければいいでしょう。
ただ、この Optaneメモリー なんですが、微妙な立場です。最近はとにかくSSDの低廉化が著しいため、はじめからPCを組みのであれば、あえてOptaneメモリーを使わなくても、SSDをそのまま使ったほうがかえって安くてめんどくないかもしれません。
更にOptaneメモリーを使うためには、結構条件があるんです。その条件とは・・・
- 第7世代 Core iプロセッサ(Kaby Lake世代)
- Intel 200シリーズのチップセット
- Optaneメモリー対応BIOS(予めアップデートしておく必要があります)
- Intel Rapid Storage Technology(IRST) Ver15.5以降[https://downloadcenter.intel.com/ja/product/55005/-RST-]よりダウンロードしてください)
- Windows 10 64bit
ご覧いただければ分かる通り、最近のものじゃないと対応できないんですね。これだと既存のHDD環境に入れようとしても実質無理ですよね。
なので、かなり微妙な立場のOptaneメモリーですが、HDDを導入しなければならない大容量を必要とする環境であれば、活きてくるとも思いますので、そういった環境のお探しの方はご利用になってみてはいかがでしょうか?