まいど!今週のヨサゲなものは1つ!

 

・ apt-X LL対応で低遅延、テレビスピーカーにも最適なポータブルBluetoothスピーカー

 

最近はBluetoothのイヤホンやスピーカーをご利用の方も増えてますよね。iPhoneのイヤホンジャックが消えてから更に増えたような気がします。AirPodsみたいなものも多数出てきたのも影響してるのかもしれませんね。

 

さて、一口にBluetoothと言っても、プロファイルコーデックによって様々な機器への接続や音声圧縮変換方式が取られています。

 

今回はコーデックの話なんですけど、Bluetoothのコーデックというのは、音声を無線伝送する際に使用する「音声圧縮変換方式」のことです。で、このコーデックには以下のような種類があります。

 

  • SBC ・・・ BLUETOOTH機器が標準で使用する音声圧縮技術です。
  • AAC ・・・ 主にiPhone等のApple製品で使用されており、SBCに比べ高音質です。
  • aptX ・・・ Androidスマートフォン等で機種によって使用しているものがあり、SBCに比べ圧縮率が低く高音質です。
  • LDAC ・・・ ソニーが開発したハイレゾ音源をBLUETOOTH経由でも伝送可能とする音声圧縮技術です。

このコーデックによって何が違うかというと、もちろん音質の問題もあるのですが、一番問題なのが「遅延」なんです。「SBC」ですと、かなりの遅延があります。つまり音が遅れて聞こえてくるわけです。スマホで音楽を聞くだけなら、遅延はそんなに問題になりません。「音」だけ聞いているわけですからね。

 

ただ、コレが映像と一緒になると問題が発生します。例えばスマホでYoutubeを見るときなどに、コーデックがSBCだと映像と音声がずれて聞こえてしまうんです。

 

いっこく堂よろしく、「アレ?    音が    遅れて                             聞こえてくるよ」

 

的な感じです。コレだと、非常に気持ち悪いですよね。なので、それをカバーするために、「aptX」というコーデックがあります。aptXは高音質・低遅延という特色があります。

 

具体的には、「SBC」の場合、220ms(±50ms)、AAC 128kbpsでは120ms(±30ms)の遅延が発生しますが、aptXの場合は70ms(±10ms)に抑えられています。70ms(±10ms)でも十分に低遅延ではあるのですが、ゲームなどに利用する場合は、これでも遅延が多いほうなんです。

 

そこで開発されたのが、aptXを進めたaptX Low Latency(LL)で、aptX LLの場合は遅延を40ms未満を実現しています。これであれば十分にゲームなどにも利用できるわけです。もちろん映像なんかを見ても、いっこく堂になりません。

 

今回のcampino audioのハイレゾ対応ポータブルスピーカー「CP-SP500H-BK」は、このaptX LLに対応したスピーカーなんですね。

 

ただ、aptX LLを利用するためには、送信側/受信側双方が対応している必要があるために、テレビ側などにもaptX LL対応送信機を付ける必要があります。いわゆるBluetoothトランスミッターというやつです。

 

この2つがあれば、Bluetoothでも低遅延・高音質を実現できるわけです。

 

今回はポータブルスピーカーでしたけど、ヘッドホンなども最近はaptX LLに対応した物が出てますので、ゲームなどでも十分に利用できますよ。

 

高音質・低遅延のaptX LLを用いたBluetoothスピーカー/イヤホンをこの機会にぜひご利用になってみてはいかがでしょうか?

 

では、また来週!