相変わらず・・・
ケータイWatchの記事に、 Apple、「iPhone XS」「iPhone XS Max」「iPhone XR」を発表 てのがありました。
Appleは、最新のスマートフォン「iPhone XS」「iPhone XS Max」「iPhone XR」を発表したそうです。詳細は記事に譲りますが、まぁ妥当なスペックアップで特にサプライズはありません。TouchIDは復活せず、またUSB TypeCも採用されずと・・・
もうおそらくサプライズ的なものは今後もないと思います。現行のAndroidのフラッグシップモデルと同等かそれ以下のスペックですし、サムスン供給のディスプレイでFoxconn製作ですから当たり前といえば当たり前なのですが。
でも、価格はサプライズです。価格をまとめました。
最も安いiPhone XRの64GB版で 84,800円(税抜) と、相変わらず強気の価格設定ですね。
iPhone XRのスペックは今どきディスプレイはHDだし、カメラはシングルレンズだし、これで税込み9万円を超えるんですか、そうですか・・・
正直、iPhoneの場合スペックはもうどうでもいいと思うんですよ。スペックを求める方は、iPhone買わないでしょう。iPhoneを買う層は 「iPhoneか否か」 ということでしょう。つまり、もうiPhoneは「ブランド」であり、所有欲の対象ということなんだと思います。
分かりやすく言うとこういうことです。
ここに2つのボストンバッグがあります。一つは アディダスのボストンバッグ 38ℓ 33cm 47897 でお値段は7,884円、もう一つはルイヴィトンの定番ボストンバッグ キーポル60 でお値段は 173,880円 です。
この2つのボストンバッグのサイズはほぼ一緒で、「ボストンバッグ」として中に入る荷物の量もほぼ一緒です。「ボストンバッグ」としての「中に荷物を入れて持ち運ぶ」という機能としての違いは殆どありません。
しかし、価格は7,884円 対 173,880円 とおよそ22倍の価格差があります。
単に荷物を入れて持ち運ぶという機能だけ見れば、アディダスのバックで事足ります。いや、持ち運ぶだけであれば、体裁を考えなければ百均の紙袋でも良いわけです。では、ヴィトンのキーポルが売れないかというと、もちろんそんなことはなくて盛大に売れてます。
機能は変わらないけど、価格差は22倍。なぜルイヴィトンが売れるかと言えば「ブランド」だからですよね。ルイヴィトンを持つことによりステータスや所有欲を満たすことができるわけです。
iPhoneはもう機能は他と変わらないけど、価格は高くても売れるという「ブランド」になっているんですね。じゃなければ、売れる理由がありません。
今回の iPhone XR だって、あんなクズみたいなスペックで税込み9万円以上するんですよ。それでも買う人がいるんですから、最近話題になった某おばさんの言葉を借りるならば・・・
「あら、宗教みたいね・・・ (´0ノ`*)オーホッホッホ!!」
ですよ。
つくづくこういったブランドを作り上げたジョブズはスゴイなと・・・
ただ、果たしてこれがいつまで続くんでしょうか?・・・
ティム・クックの手腕が問われます。