火のないところに・・・
PC Watchの記事に、 ZTE製品など数百種類ものAndroid端末のファームにアドウェアがプリインストール てのがありました。
Avastの脅威研究所は、ZTE、Archos、myPhoneといったメーカーが提供する数百種類ものAndroidベースのデバイスおよびバージョンに、アドウェアがプリインストールされていることがわかったと発表したそうです。
記事によると・・・
アドウェアは「Cosillon」と呼ばれ、ファームウェア内に存在し、ブラウザ内のWebページにオーバーレイ広告を作成する。プリインストールが確認されたデバイスの大半はGoogleによる認証を取得していないもの。強力な難読化技術が用いられているため、除去は困難で、デバイスメーカーはおそらくその存在を知らないまま出荷してしまったのだろうとしている。過去1カ月のあいだだけでも、アメリカ、ロシア、イタリア、ドイツ、イギリスなど、100カ国以上の約18,000台のAvastユーザーのデバイスで発見されている。
だそうです。ファームウェア内にあるので削除ができず、メーカー側が対策する必要があるようですね。ファームウェア内にあるということはマザーの製造段階で混入しているわけですから、各メーカーのODM元にも責任の一端もあるわけですよ。そのマザーの製作は中華製の可能性が高いとは思いますけど・・・
今回はたまたまZTEが含まれていたということだと思いますけど、ご存知の方も多いと思いますが、ZTEは米商務省から米企業による部品輸出などを7年間禁止する措置をくらってしまい、企業の存続が危ぶまれてましたが、たまたま今日、ZTEが13億ドルの罰金を支払うことで米中の間で合意されたようです。
詳細は省きますが以前にもウソがバレて多額の罰金を支払っているにも関わらず、懲りずに嘘を重ねて今回の措置に至ったわけですが、やはり企業の姿勢が垣間見えてしまって、ZTEのイメージはガタ落ちですね。
今回のアドウェアの件はたまたまだと思いたいですが、こうした企業の姿勢を見る限り、やはり火のないところにナントやらということなのかもしれません。