ご存じの方も多いと思いますが、2017 年 10 月 10 日 (火) MS Office 2007 の延長サポートが終了します。そうもう今月なんです。来週にはOffice2007はサポート終了になります。

 

サポート終了になるとどうして困るのかは、本ブログでもさんざんご説明してましたが、セキュリティパッチが提供されなくなるので、悪意を持った攻撃者に的にされたり、踏み台にされたりする可能性があります。

 

・ ウチのPCの中に盗まれて困るようなファイルはないから良いよw

・ 攻撃されて困ったこと無いから・・・

 

という方もお客様で実際にいらっしゃったのですが、自分が困るというよりは、他人に迷惑をかける可能性のほうが大きいので、どうかご理解をいただき移行をしていただきますようお願い申し上げます。

 

さて、実際にOffice2007の使用をやめて次のOfficeをどうするのかですが、選択肢としては以下の様なものがあるかと思います。

 

・ 現行のOffice2016若しくはOffice365に移行

・ OfficeOnline に移行

・ G Suite に移行

・ MS Office互換ソフトに移行

 

一番ポピュラーなのはMS Office2016やOffice365への移行ですね。同じMS Officeですから互換性の問題等々には一番問題のない選択肢だと思います。当然ながら、費用が掛かります。

費用が掛かっても問題ない方は、MS Office2016やOffice365への移行をお薦めします。

 

で、そんなに複雑なことはしてないし、Officeにまた何万円も掛けるのはイヤだ!という方も中にはいらっしゃるかもしれません。そういった方には、OfficeOnlineはいかがでしょうか?

 

・ MS Office Online

 

MSが用意しているブラウザーで利用するOfficeです。無料でご利用になれますし、インストールの必要もありません。ただ、無料なだけに機能は非常にシンプルです。シンプルというと聞こえはいいですが、ホントに最低限の機能しかありません。

既存のOfficeファイルも読み込めますが、表示が崩れたり、印刷が崩れたりということは十分に有り得ることです。それでも問題ないという方には、無料でご利用頂けますし、使用期限も今のところ無いので、一番の移行先になると思います。

 

次のG Suiteですが、こちらはGoogleの旧GoogleAppsのことです。Google版のOfficeOnlineと思ってください。こちらも無料でご利用頂けますし、利用期限もありません。既存のOfficeファイルも読み込めますが、MS OfficeOnlineと同様に表示が崩れたり、印刷が崩れたりということはあるでしょう。

 

 

・ G Suite

 
最後のMS Office互換ソフトですが、こちらはOSSのもの、市販のもの含めて選択肢があります。主なものは以下の様なものです。
 
 
WPS Office(旧KINGSOFT Office)は、KING Soft社の有料オフィススイートです。有料と言っても、一番安い WPS Office Standard Edition のダウンロード版であれば、6,480円(税込)ですので、MS Officeとは比べ物にならないくらい安いです。MS Officeとの互換性に関しても、かなり進んでいるようなので、サポートが必要という方には良いかもしれません。無料で30日使える体験版もあるので、まずは試してみて使えるかどうかを確認してから買ってもいいと思いますよ。
 
次のApache OpenOfficeですが、元は OpenOffice.org から袂を分かつオープンソースのオフィススイートです。こちらは無料でご利用頂けます。ただ、いろいろあったので、個人的にはあまりこちらはお薦めできないかなぁ・・・と
 
最後のLibreOfficeですが、前述のOpenOffice.org から袂を分かつ、もう一つのオープンソースのオフィススイートです。現状はOSSのオフィススイートとしてはこちらをお薦めします。
実は中の人もMS Officeとともに使っています。こちらももちろん無料でご利用頂けます。
MS Officeとの互換性に関しても、無料のソフトでは充分なレベルだと思いますし、印刷が崩れたりということも、意外ににないですよ。
 
いずれにしましても、来週にはOffice2007はサポート終了になりますので、万が一、まだOffice2007をご利用中の方がいらっしゃいましたら、早急に上記選択肢の中から移行候補を探してみてくださいね。
 
お金がある方は素直にOffice2016やOffice365にしてください・・・