ドコモがこれやっちゃダメじゃね?

 

Yahooニュースに、 980円のドコモ新「シンプルプラン」は強烈な格安スマホ潰しだ てのがありました。

 

4月27日に行われたドコモの決算発表の場で、新料金プラン「シンプルプラン」を発表したんですね。これが中の人も以前より言っていた通話の完全従量課金プランなんですよ。

 

ご存知のようにキャリア3社は現在「通話し放題プラン」をつけないと通話できるプランが利用できない仕組みになってます。なので、殆ど通話しない人でも通話の必要があるのであれば「通話し放題プラン」を契約せざるを得ませんでした。

 

ですが、今回ドコモがとうとう通話完全従量課金プランを復活させたわけです。料金が月額980円という価格で・・・

もちろんこれに通信のプランがプラスされるわけですが、これだと通信のプランも含めた月額が一番安くなるプランで月額1780円で済む計算になるんです。

 

ただ、記事中にもあるように、これには縛りがあって家族と複数回線でデータ通信量を分け合って使う「シェアパック」と組み合わせる必要があるんです。

それでも家族全員でドコモを契約している場合などは、主回線はともかく副回線は前述の月額1780円で済む場合もあるわけですから、MVNOと同等の料金になるわけです。

 

これだと無理して遅くてサービスの悪いMVNOに移行する必要はないですよね。あくまでも「シェアパック」と組み合わせることが可能な方のみにはなりますが・・・

それでも既存のドコモユーザーで通話をほとんどしない家庭の副回線などは、こぞってこのプランに流れる可能性があるわけで、MVNO各社にとってはかなり脅威になるでしょう。

 

ドコモも、ワイモバイルやUQモバイルなどの他のキャリアのサブブランドにかなり顧客が流れていることは意識しているようなので今回の施策になったと思いますが、サブブランドはともかくMVNO各社にとって見れば、サブブランドという競合の他にキャリアの格安プランまで出てきて踏んだり蹴ったりの状態なので、先週お伝えした「ぷららモバイルのMVNO撤退」のように更に淘汰の波が押し寄せてきたと言ったところでしょうか・・・

 

まぁユーザーにとって見れば、更に選択肢が増えたので歓迎すべきことですね。当然他のキャリアも追随するでしょうから、今後の展開にも期待したいと思います。