Chromebookの牙城を崩せるか・・・

 

PC Watchの記事に、 Microsoft、Windows 10 S搭載の薄型軽量ノート「Surface Laptop」 てのがありました。

 

米Microsoftは、Windows 10 Sを標準搭載した学生向けの薄型軽量ノートPC「Surface Laptop」を発表したそうです。

 

「Windows 10 S」という新たなSKUは文教向けと位置づけられたもので、米国の文教市場で一定の成功を収めているChromebookへの対抗馬だそうです。

 

ChromebookはChromeOSにより簡単な管理とセキュリティ及びかなりの低価格で米の文教市場では2016年度でシェア58%を獲得するなど、既にWindowsのシェアを追い抜いています。

そこへ今回の「Surface Laptop」と「Windows 10 S」で巻き返しに来たというところでしょうか。

 

ただ、「Surface Laptop」の価格は999ドルからということで、Chromebookとはかなりの価格差があるため、実際の対抗馬はOEMメーカー製のWindows 10 S搭載クラムシェル型PCになるようです。価格も189ドルからとかなりChromebookを意識した価格となっています。

 

Chromebookがウケたのは、ChromeOSによる管理とセキュリティの簡便さ及び価格だと思うのですが、「Windows 10 S」がWindowsストア以外からのアプリのインストールを制限しているとは言え、それでChromebookと同等のセキュリティを維持できるのかどうかが気になるところです。そこら辺はMSも考えているとは思うのですが果たして・・・

 

OEMメーカーに東芝と富士通も入っているそうなので、日本にも入ってくる可能性が大いにありそうですが、日本ではChromebookは米ほど普及していませんので、それなりの結果は残せそうな気がします。

 

最近の若者は社会人になってから本格的にPCを触る方も多くなっているようですので、こういった文教向けPCで少しでもPCの利用機会が増えるといいですね。日本での今後の展開にも期待したいところです。