SB回線が使えるということだけ・・・

 

ケータイWatchの記事に、 1GBで880円、ソフトバンクのiPhoneで使える「開幕SIM」22日発売 てのがありました。

 

日本通信は、ソフトバンクのネットワークを借り受けるMVNOサービスのSIMカード「b-mobile S 開幕SIM」を3月22日に発売するそうです。記事によると・・・

 

「b-mobile S 開幕SIM」は、ソフトバンクのネットワークを利用する格安SIM。月間の通信量が異なる4つのプランが用意されており、1GB/880円(税抜、以下同)、3GB/1580円、7GB/2980円、30GB/4980円というラインアップになる。日本通信では、ソフトバンクのプランと比べて、1GBの場合は73%の節約になるとアピールする。

 

だそうです。詳細は記事に譲りますが、以前ポンツーさんと禿の間で一悶着あったMVNOの件が一件落着して無事サービスインとなったということですね。

 

料金が1GB/880円(税抜)からということで、正直高いですよね。ドコモ系のMVNOの相場が3GB/900円前後ですから全く安くないのはご理解いただけるかと思います。ただ、安くないからポンツーさんがボッているというとそういうことではなく、そもそもMVNOへの卸料金がドコモと禿では全く異なるからということもあります。

 

ドコモもSBもMVNO向けに資料を用意しています。

 

NTTドコモ MVNO様向け卸携帯電話サービス概要のご説明資料

 

ソフトバンク MVNO様向け卸標準プラン概要のご説明資料

 

で上記の資料の中でドコモの第2種卸Xiサービスの提供料金等の部分にあるGTP接続する場合の月額料金と、ソフトバンクのご提供料金および条件のページの直収パケット接続機能
(L2接続)の月額料金を10Mb/sのもので比べてみましょう。

 

ドコモ    784,887円/月額

SB      1,151,355円/月額

 

どうです?同じL2接続でも月額で366,468円もドコモのほうが安いんです。もちろんMVNOやるのに10Mb/sで足りるはずもないわけですからこの差額ももっと広がるわけです。

 

ですから、今回のこの料金もSB回線を卸して使わせてもらっている以上、しょうがない面もあるんですよね。元の卸価格がSBのほうがかなり高いわけですから・・・

 

ただ、ユーザーにとって見ればそんなことは関係ないわけで、ドコモ系のMVNOの方が安いことは事実です。なので、どうしてもSBのSIMロックのかかったままのiPhoneでMVNOが使いたいという方以外にはお薦めしません。

もちろん現在ドコモ系MVNOをご利用の方が、あえて乗り換える利点はまったくないと言っていいでしょう。

 

卸価格が変わらない以上、ドコモ系MVNOと価格で勝負するのはムリだと思いますので、サービスなり実行速度なりでアピールするしか無いでしょうね。まぁポンツーさんなんでどうですかねぇ・・・

今後の行方を見守りたいと思います。