DAPだけでもいいような・・・
オンキヨー&パイオニアイノベーションズは、ハイレゾ音源の再生にフォーカスしたオンキヨーブランドの“ハイレゾスマートフォン”「GRANBEAT(グランビート) DP-CMX1」を2月下旬に発売するそうです。記事によると・・・
「GRANBEAT DP-CMX1」は、DSD/MQA/FLAC/WAVのハイレゾ音源ファイルの再生に対応。同社製のハイレゾ対応のポータブルオーディオプレーヤー「DP-X1A」をベースに、スマートフォンに必要な機能を搭載しており、aptX HDなど無線規格でも高音質な規格をサポートする。
だそうです。音楽再生に特化したスマホって感じですかね。スマホも世界的に機種ごとの差別化が難しくなってきてますので、カメラに特化とか、音楽に特化とかの方向性は理解できます。
で、今回の「GRANBEAT DP-CMX1」はハイレゾ音源ファイルの再生が特徴なんですけど・・・
「ハイレゾ?ナニソレ?美味しいの?」
「ポタアン?何?新しいアンパン?」
「DAC?ポケモンのこと?・・・いや、それコダックだから・・・」
というような層はまず買わないですよね。となると、当然「音」にこだわりのある方がターゲットになってるんでしょうけど、そういう方はすでにハイレゾ対応のDAPなんかをお持ちなんじゃないですかねぇ。
記事中にもあるような、オンキョーさんのハイレゾ対応のポータブルオーディオプレーヤー「DP-X1A」とか、SONYの「SONY NW-WM1A」とかを使ってたりするんじゃないかと。そういう方はあえて今回のスマホは買わないですよね。
じゃあこれからハイレゾ対応DAPを買うであろう層が買うかと言えば、あえてノイズ源を備えたスマホより普通のハイレゾ対応DAPを買うんじゃないでしょうか?今回のスマホのお値段が一括価格で8万4800円(税抜)ということなので、ハイレゾ対応DAPの中でも高級機の部類の前述のソニーの「SONY NW-WM1A」や「Astell&Kern AKシリーズ」なんかも買えそうです。
となると今回のスマホを買うのはどういった層の方なんですかね?「音」にはこだわりあるけれど、DAPとスマホを持ち歩くのがメンドイと思う方々ですかね。ウ~ンちょっと中の人は思いつきません。
スマホのスペックとしては低くないですけど、薄型化が進んだ現在において厚さが 11.9mm というのは結構な厚さですし、重量が 約234g というのも現行機のスマホの中では最重量級です。
まぁでも一定の需要はあるでしょうし、オンキョーさん側もバカ売れするとは思ってないでしょうから、いいんですかね・・・現在のスマホで差別化するのって大変ですね。