プレフィックス方式じゃなくて・・・

 

ケータイWatchの記事に、 DTI SIMに1回5分の「でんわかけ放題」オプション、月額780円 てのがありました。

 

ドリーム・トレイン・インターネットはMVNOサービス「DTI SIM」にて、月額780円(税別、以下同)で5分までかけ放題の「でんわかけ放題」オプションの提供を開始したそうです。

記事によると・・・

 

月額780円の「でんわかけ放題」オプションは、音声通話プランと組み合わせて利用できる定額サービス。国内の固定電話、携帯電話、IP電話、PHS宛の通話が1回5分まで何回でも無料になる。

一部のMVNOで通話定額サービスとして提供されているプリフィックス方式ではなく、標準の音声通話機能で利用した料金が定額となる。専用アプリや特別な設定は不要。

通話が5分を超えた場合は、超過分に対して30秒ごとに20円の通話料が発生する。他社が料金を設定する電話番号(0570など)への通話や、海外からの発信は無料通話の対象外。5分超過分の通話と対象外通話の通話料は利用月の翌々月に別途請求される。最低利用期間や契約解除料の設定はない。

 

だそうです。

 

同じMVNOでも同様のサービスを行っているところがいくつかありますが、一番サービスが似ているのは楽天モバイルが行っている「楽天でんわ 5分かけ放題オプション」でしょう。このサービスは、今回のサービスと同様に5分以内の国内通話が何度でもかけ放題になるオプションです。

 

サービス内容はほぼ同等なのですが、最も異なるのは「楽天でんわ」を利用する必要があるということ。「楽天でんわ」はプレフィックス方式ですので、電話をかける際に相手の番号の頭に「0037-68-」などをつけ「楽天コミュニケーションズ」などのネットワークを経由して通話するシステムです。そのため、通話には専用のアプリの利用が必要です。

 

対して、今回のサービスは標準の音声通話機能で利用した料金が定額となり、専用アプリや特別な設定は不要というところが全く違います。

 

MVNOは基本的に通信料で儲けているわけで、通話料に儲けはありません。楽天でんわの場合は、「楽天コミュニケーションズ」の回線を利用することで儲けが出ますが、今回の儲けのからくりがはっきり言って分かりません。

 

専用アプリや特別な設定が不要なのは非常に便利でいいと思うのですが、仕組みが理解できないのでチョット謎ですね。月額料金も楽天でんわの850円/月に対して、780円/月と更に安くなっているので余計ね・・・

 

まぁ仕組みの詳細はともかく、MVNOの通話定額サービスとしては一番イケてるとは思うので、MVNOで通話もしたいという方はご検討になってみてはいかがでしょうか?