意味はある・・・

ケータイWatchの記事に、 ニフティ、月額1300円で国内通話かけ放題の「NifMo でんわ」スタート てのがありました。

ニフティは、月額1300円(税抜、以下同)で国内通話がかけ放題になる「NifMo でんわ」の提供を開始したそうです。月額2700円海外宛の通話も定額になるプランも用意されるとのこと。

予てよりアナウンスのあった通話し放題プランがお披露目になったようですね。MVNOでも「カケホーダイ」のプランが出たことはそれなりに意味の有ることだと思います。

ただ、当然ながら今回のプランは「IP電話」を利用したものとなりますので、通常のキャリアの「カケホーダイ」プランとはかなり異なります。

まず、番号通知が、「通知不可能」「非通知」、あるいは「+81」と付いた形で表示されること。これはビジネスでも通話する場合にはチョット困りますね。固定電話にかける場合にはともかく、ご担当者様のケータイに直接かけることもあるので、非通知で掛けるのはチョットね・・・

それとIP電話なので利用時には、通信プランのデータ容量を消費すること。ニフティでは消費の目安として、通話3分でおよそ1.5MB程度になると説明してるそうですが、通話料はカケホーダイでも通信料は掛かるのでは純粋な「カケホーダイ」では無いような気もします。

それと、今回のIP電話の仕組みは米GENBAND社のサービス「Kandy」を採用してるそうで、海外経由で相手の電話会社に着信することからも「遅延」「音声品質」はかなり気になりますね。こればかりは利用してみないことには分かりませんが、既存のIP電話である「050プラス」なんかでもそれなりに気になる部分もありますから、この部分は確認したいところです。

確かにキャリアの「カケホーダイ」プランが総じて月額2,700円であることを考えると、半額以下でカケホーダイになるのはお得なような気もしますが、前述のような懸念もありますので手放しでオススメできないところもありますね。

固定電話中心に電話する方や、ビジネスではなく仲間内だけで利用する方などにはこれでも問題ないかもしれませんね。ご自身の通話環境を把握したうえで、ご検討になってみてはいかがでしょうか?