HTCがSIMフリーのAndroidスマホ2機種を国内発売するそうですが・・・

そんなに甘くない・・・

ケータイWatchの記事に、 HTCがSIMフリーのAndroidスマホ2機種を国内発売 てのがありました。

HTC NIPPONは、SIMロックフリーのAndroidスマートフォン2機種「HTC Desire EYE」「HTC Desire 626」を10月中旬に国内で発売するそうです。

MVNO向け端末市場にHTCが参戦するそうですが、既にHuaweiやASUSなど強豪が揃ってますので事はそう簡単ではないと思います。

今回投入される端末が、「HTC Desire EYE」と「HTC Desire 626」だそうですが、「HTC Desire EYE」に関しては、ASUSの現行モデルである「ZenFone Selfie」に似たような端末ですね。

ただ、スペックに関しては画面サイズにしてもCPUにしても、ほぼすべての項目で「ZenFone Selfie」と同等かそれ以下になってます。記事にもある通り、「HTC Desire EYE」は”1年前”の端末なので致し方ないとは思いますが。

しかし、その1年前の端末の価格は、57,024円（税込）だそうで結構なお値段です。ちなみに先ほどスペックが似通った端末としてあげた「ZenFone Selfie」は、発売されたばかりですがお値段は、40,824円（税込・ASUS ZEN SHOP価格）です。しつこいようですが、スペックに関しては「防水・防塵対応」ということ以外は「ZenFone Selfie」が勝ってます。

「防水・防塵対応」ということに15,000円以上の価値を見出す方は別ですが、普通はスペックと天秤にかけた場合、「ZenFone Selfie」を選ぶのが妥当でしょう。

HTCは2013年に経営危機騒動があってレノボへの身売り話が出たり、今年に入っても6月に15年第2四半期の業績予測を大幅に下方修正し、同社の資本金に相当する損失を計上したり、それが元で今度はASUSへの身売り話が浮上するなどかなり厳しい経営環境にあります。

そういったことだけにリスクが少ないであろう日本のMVNO市場への参入に目を向けたと思うんですが、そう甘くないと思いますよ。前述のASUSや勢いのあるHuaweiやZTEなんかのライバルがシノギを削ってる市場ですから・・・

中の人の初めてのAndroid端末は禿で買ったHTC Desireでした。その前はイーモバイルのEMONSTERでこれもHTC端末でHTCには結構お世話になったんで、頑張ってもらいたいところですが・・・果たして