本物志向ねぇ・・・

ケータイWatchの記事に、 子どもの“本物志向”を叶える、JS向けスマホ「Fairisia」てのがありました。

バンダイナムコグループのメガハウスが、専用SIMカードを搭載したティーンズ向けのAndroidスマートフォン「Fairisia (フェアリシア)」を7月下旬に発売するそうです。
記事によると・・・

IP電話、メール、インターネットができるほか、チャット、辞書などオリジナルアプリを含む30コンテンツがプリインストールされている。またGoogle Playからアプリを追加することも可能。端末価格は2万2990円、1GBの通信量込みで月額2390円。トイザらスなどの玩具量販店またはオンラインショップでの販売を予定している。

とのことです。小学校高学年の女子にスマホが必要かどうかはともかく、GooglePlayを利用可能にしてるのはどうなのかなぁ?記事内にもある通り、この端末のメインターゲットは”10~13歳の女子”だそうなんです。
では、ちょっと以下のGooglePlay利用規約をご覧ください。

GooglePlay利用規約
https://play.google.com/intl/ja_jp/about/play-terms.html

この規約の「3.Google Play のご利用」に以下の記述がありますね。抜粋します。

年齢制限 Google Playを使用するためには、13歳以上でなければなりません。もし、あなたが13歳~19歳で、Google Playを利用したければ、あなたの両親や法律上の保護者と一緒に本規約類を読み、両親や法律上の保護者が同意する場合に限って本規約類に同意してください。ユーザーが居住しているか、ユーザーがGoogle Playにアクセスし、またはそれを利用する国の法律の下で、ユーザーがサービスまたは製品を受け取り、または利用することを阻止あるいは法的に禁止されている者である場合には、ユーザーは、Google Playにアクセスし、またはそれを利用してはなりません。

思いっきり「Google Playを使用するためには、13歳以上でなければなりません。」って書いてあります。つまりこの端末のメインターゲットがGooglePlayを利用することはGooglePlay利用規約違反になります。

更に規約によると、「13歳~19歳であっても、Google Playを利用したければ、あなたの両親や法律上の保護者と一緒に本規約類を読み、両親や法律上の保護者が同意する場合に限って本規約類に同意してください。」と書いてありますので、ティーンが利用する場合には両親若しくは保護者の同意が必要なんですね。

メガハウスさんもモバイル通信事業者として総務省への申請も完了したというのであれば、このあたりの規約に関しても重々承知のうえだと思います。GooglePlayの利用規約関連は全てクリアした上で、今回の発表を行っていると思いますので、問題はないと思いますが、できればこの件に関して説明があるといいかもしれません。

大人が決められた規約をスルーしてしまっては、子供がフィルタリングを華麗にスルーしたとしても何も言えなくなっちゃいますしねぇ。キッチリ説明できるといいですね。