遅まきながら・・・

PC Watchの記事に、 HP、169ドルの7型Androidタブレット「HP Slate 7」 てのがありました。

HPが遅まきながらタブレットを出すようですね。ご存じの方も多いと思いますが、HPは2011年7月にWebOS搭載機であるHP TouchPadを発売して、そしてわずか1ヶ月半後に、早くも白旗を上げてwebOS事業の閉鎖を発表したということがありました。

Palmの遺産を活かせずに撤退したわけですが、奇しくも今日GIZMODOに、 LGがWebOSをHPから買収! 今後はスマートTVのOSに。 てな記事も載っていて、過去の遺産との決別も含めた新タブレットの発表なのかなと・・・w

で、新型タブレットの「HP Slate 7」ですが、記事によると・・・

CPUがCortex-A9(デュアルコア1.6GHz)、ストレージが8GB、液晶が1,024×600ドット表示対応7型、OSがAndroid 4.1。ストレージは少ないが、microSDカードスロットを備える。液晶は、屋外でも見やすいというHFFS(High-aperture-ratio Field Fringe Switching)方式を採用する。
インターフェイスは、Micro USB、30万画素前面カメラ、300万画素背面カメラなど。筐体はステンレス製で、背面はグレーとレッドの2色を用意。また、タブレットとして業界初という組み込み向けBeats Audioを搭載する。本体サイズは116×197×10.7mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約369g

ということで、今となっては取り立てて特別なスペックじゃないですね。まぁBeats Audioが搭載されているということ以外は、ぶっちゃけ、アキバの中華パッドと同等スペックですね。スペックでiPadやNexus7に勝つつもりはないようです。

やはりポイントは169ドルという価格なんですかね。ただ、169ドルって価格は微妙ですよね。Nexus7と3,000円程度しか違いません。3,000円の違いで解像度の高いディスプレイとGPSが付いてきます。先程述べた中華パッドは同等スペックで更に安い商品はザラにありますし、同じような値段でスペックが上の商品もあるでしょう。

正直、最後発でタブレットを発売するベンダーとしては残念なカンジ・・・このところのHPの迷走ぶりが現れてます。どう考えても、iPadminiやNexus7を上回るようなセールスは期待できないと思うんですよね。果たしてHPの迷走はいつまで続くんでしょう?・・・