これは企業向けにヨサげ・・・

PC Watchの記事に、 東芝、暗号化機能付きのエンタープライズ向け3.5インチHDD ~破棄時は暗号キーを消去し瞬時にデータを無効化 てのがありました。

東芝さんから企業向けの暗号化機能付きの3.5インチHDD「MG03」シリーズが発売されるそうです。
記事によると・・・

SAS 6Gbps対応の「MG03SCP」シリーズ4モデルは暗号規格「TCG-Enterprise SSC」、SATA 6Gbps対応の「MG03ACA」4モデルは暗号規格「ATA Security Feature set」をサポート。データを暗号化することで破棄や盗難時にデータが読み取られることを防げる。
 また両機種ともに、破棄前に暗号キーを消去することでデータ無効化を瞬時に行なえる「クリプトグラフィックイレーズ」機能に対応。複数回の上書きによるデータ消去と比較して大幅な時間短縮ができる。

これはイイですね!(°∀°)b ウチもお客様先でパソコンのリプレイスを行うときなんかに、古いPCのHDDの内容をどうしたら良いかのご相談をよく受けます。その場合、一番には

「物理的に破壊して下さい!
グシャッとな!(-_☆)キラーン!」


ってお願いしてるんです。これが一番確実だからね。

ただ、古いPCの売却なんかをお考えの場合そうもいきません。となると、最低限ゼロフィルかけるなりしてから売って下さいってお願いしてます。よくある誤解が・・・

「工場出荷時の状態に戻せば大丈夫だよね」

とか

「フォーマット(この場合論理フォーマット)すれば大丈夫だよね」

と言われるんですが、その状態では市販のデータ復活ソフトでデータを復活されてしまう恐れが非常に高いです。Windows上で行われるフォーマットは「物理フォーマット」ではありません。ココらへんを誤解されている方が非常に多いのでご注意くださいね!詳しく知りたい方は上記のゼロフィルのリンクを読んでね。

で、今回の東芝さんのHDDは、破棄前に暗号キーを消去することでデータ無効化を瞬時に行なえる「クリプトグラフィックイレーズ」機能に対応してるから、ゼロフィルなんかの時間が大幅に短縮できるってわけですね。

このHDDは企業向けのBTOパソコンなんかに是非オプション設定で付けて欲しいですね。データの流出の可能性を減らせるし、廃棄時の手間もかからないので、一石二鳥!これからパソコンを導入する企業様は、是非ご検討になってみては如何でしょうか?