不支持率5割を超える岸田政権が防衛費を段階的に増やし、2027年度に現状の2倍に増額。27年度以降は財源の不足分のうち、1兆円を増税で確保するという。防衛力増強が必要かどうかの議論は別にしても、政治家やマスコミは口を開けば「財源がー」といい、国民に負担を強いることばかり求めている。
 コロナ対策で使途不明金となった「18兆円問題」はどうなった。世界最低の平均賃金で暮らす庶民を尻目に世界最高水準の議員報酬をもらっている人たちに後ろめたさはないのか。
 それでも「仕方がない」と考えている国民がいるのならば、完全に自分の頭で考えることをしない「思考停止」の奴隷根性が身についてしまっているのではないか。

 では、「財源」とは何か、国民の税金だけで国家予算が回っている訳ではない。国の借金、いわゆる国債が1,000兆円を超えたら何が問題なのか。それをすべて日銀が買い入れれば済むだけのことだ。日本は自国が通貨を発行できる国だ。国はどこから借金をしているのか。国内の銀行が信用創造で通貨を発行しているのなら、それは国民の資産になるのではないのか。なぜ、与党も野党もそのことについて議論しないのか。そうした事実に政治家やマスコミは触れず、増税ありきの発想は異常としか思えない。
 

 ここ数年の間に多くの国民は何度も何度も希望を失いかけてきた。政府閣僚の度重なる不祥事、失言もさることながら、円安、物価高、コロナ禍に政府や官僚は何ひとつ具体的な対策さえ見いだせず、加えてテレビやマスコミは戦争、犯罪、自然災害のニュースばかりを流し、より一層国民に不安と絶望を植え付けてきた。
 将来に夢や希望が持てない人たちが自ら命を絶っていった数も決して少ない数ではない。
いったいいつからこの国は、こんなにも希望の持てない国になってしまったのだろう。いったいいつからこの国は弱い人たちを犠牲にし、自分たちだけが生き残ればいいと思うような非情な国になってしまったのだろう。
 人は一縷の望みがあれば頑張って生きようとするものだ。政治家やマスコミ、新聞が国民に希望を伝えていかなければこの国は滅びてしまう。むしろ不安や絶望しか与えない政治家やマスコミなどに存在する価値はない。
 そしてそれは未来を担う子どもたちにも当てはまる。むしろ子どもたちこそ明日の日本を作っていく存在であり、多くの可能性を持っている。学校をはじめ、家庭においても子どもたちに「夢と希望」を持てるように導いていくのが大人としての役割ではないのか。そのためには、大人も絶対に「夢と希望」を捨ててはいけない。

 

 そもそもワクチンは感染予防を目的としたものではなく、感染後の発症予防や重症化予防を目的としたものだ。事実、接種回数に関係なく、ワクチン接種者からも多数のブレイクスルー感染者が出ている。にもかかわらず全員が陰性証明提出ならともかく、税金を使って未接種者を差別するこの制度は「本末転倒」としか思えない。

 

 

 「自分のためだけでなく他人のためにもワクチンを接種してください」というのは、完全にデタラメであることが判明した。

 欧州議会のコロナ公聴会で、ファイザー社の役員の一人が、ワクチンを導入した時点では、ワクチンがウイルスの感染を止めるかどうかについて何の実験もしていないと認めたのだ。

 

 

 参院選から3カ月も経つのに、今まで何をしていたのかと言いたくなる。補正予算案の提出は11月中旬ごろになる見通しで、仮に12月までに成立したとしても、予算執行は年内に間に合わない。困窮する国民は年を越せるのか。
 

 

 10月1日から「日本ファクトチェックセンター」なるものが設立されるそうだ。それも、チェック対象から新聞やテレビは外すらしい。ほぼネット情報だけが対象というのは、そうとう流されたらこまる情報が溢れかえっているのだろう。

 

 「お金とは何か」、紙幣で言えば、ただの紙切れ、通貨で言えば金属のメダルでしかない。つまりお金そのものにはほとんど価値はない。それは、通帳の金額もしかり、ただのデジタル化された数字でしかない。昔は、貝殻や石でも良かった。

 現代では、買い物するたびに付いてくるポイントやクーポンもしかり、その店でしか使えないが、使わなければ何の価値もない。それは株券も暗号通貨も同じだ。価値があるような世界は誰が作っているのか。私たちはその価値があると信じている「お金」のために日々汗を流し、ストレスをためながら働いている。
 子どもたちの世界に目を向けると、子どもたちの間では、子ども銀行券でも物の売買に利用できる。もし誰かが「子ども銀行券」を印刷できる印刷機を持っていたら、すぐに大金持ちになれる。しかし、ばれれば、すぐに「それはずるい!」となるだろう。では、大人の世界にそうした「ずるい人」はまったくいないのか。もし、自分が紙幣の印刷機を持っていたら、批判の矛先が自分に来ないように、政治家やマスコミ、学者にお金を配るだろう。そして、誰かがそのことに気が付いたら「陰謀論だ!」と、叫べばよい。
 「富めるものは増々富み、貧しき者はより貧しくなる」こうした状況は作られるべきして作られてきた。しかし、こうした異常な金融経済システムも、もうまもなく終焉を迎えようとしている。

 我々の住む世界で、すべての悪、すべての悲しみはこうした金融システムの異常さを背景にした「お金という名のマトリックス」によって作られてきたからだ。お金を本当に価値のあるものにし、お金の行く先を把握できる新たなシステムが、いま世界中で構築されてきている。マトリックスから脱出する日もそう遠くない。


 今日は、国民の多くの反対があるにもかかわらず、安倍元首相の国葬儀が行われる日だ。安倍元首相の功績として一番に語られるのが「アベノミクス」だ。確かに、国民の年金を株につぎ込んだだけあり、株価があがり、一見景気がいいようにも見えた。しかし、多くの大企業はそうした収益を賃金に反映せずに内部留保し、消費税増税も加わって、庶民の生活からは、アベノミクスの効果など微塵も感じられなかった。

 いわば、通貨は国の「血液」だ。天下の回り物が回らなくなったら、日本中で血栓や動脈硬化を起こし、倒れるのは時間の問題ではないのか。