公式の歴史や記録によると、人類史上初の月面着陸は1969年7月20日、アメリカ合衆国のアポロ11号計画で船長ニール・アームストロングとエドウィン・オルドリンが月面に降り立ったことになっている。「なっている」というのは、未だに否定派も多いので、あえてそう書かせてもらったが、その真偽はともかく、1957年10月に当時のソ連が初の人工衛星「スプートニク1号」を打ち上げてから、わずか12年程度で月に人類を送ったことになる。
その後、1972年12月までに月に到達したのは合計12人だが、およそ50年も過ぎた現在、火星はおろか二度と月面に行った人はいない。その理由として、NASAは「経済的な理由、政治的な理由、技術的な理由」などを挙げているが、コンピュータひとつとってみても当時と今ではとてつもない進歩を遂げている。映像技術にしても当時は白黒画像だったものが、今では4Kや8Kで撮影できるはずだ。
そう考えると、二度と月面に行っていないのは、どうも隠された別の理由があるのではないかと言う気がしてならない。