広島市が毎年8月6日の開催している平和記念式典にロシア代表を招待しないとを明らかにした。その理由は「ロシアは核使用を示唆してる」からだそうだ。そもそも日本は、被爆国であるうえ核兵器保有国でもないのに「核兵器禁止条約」にも未だ参加の表明をしていない。まず、ロシアを招待しないことよりそちらの方が優先すべき課題ではないのか。
広島市の平和公園にある慰霊碑の石碑前面には、「安らかに眠って下さい 過ちは 繰返しませぬから」と刻まれている。誰が「過ち」を犯したのか、自分たちが過ちを犯した結果、多くの罪なき同胞が犠牲になったのだろうか。実際に原爆を落としたのは米国だ。広島のみならず、長崎、東京大空襲においてもとんでもない数で民間人大虐殺を行ってきた国だ。毎年、そ広島を訪れる米国の特使からも民間人大虐殺に対する謝罪すら聞いたことがない。
見本が本当に核なき世界平和を望むのなら、世界中の首脳に呼びかけるのが筋で、こんなダブルスタンダードの形骸化した式典であるなら、必要なのかすら疑問だ。