総務省は今月4日、「こどもの日」を前に人口推計から算出した子どもの数を発表した。 15歳未満の男女は2022年4月1日時点で前年より25万人少ない1,465万人で、41年連続で減少しており過去最少を更新した。つまり、これまでの国の少子化対策は何も功を奏していないことを改めて裏付けた結果となった。
 しかし、その背景には、低下傾向が続く婚姻件数や婚姻しても「子どもを作らない夫婦」「子どもが欲しいけれど出来ない夫婦」「子どもの保育環境不足」など、様々な要素を垣間見ることができる。
 こうした少子化の解決策として、まず一番に挙げられるのが「将来への不安」だ。どこを見ても低賃金の現状では、とても結婚して子どもを育てる余裕などない。
 そうした中で、もし「欲しいけれど出来ない夫婦」に関して、その対策として注目している説がある。まず、「子どもが欲しい人」にとって「出来ない」ということは本当に悲しい問題だ。不妊治療もさることながら、普段の生活を改善することすら大きなハードルとなる。

 注目すべき考えとは、三つあって、一つは男女ともに「ストレスの軽減」ということ、共働きの場合は不規則な勤務もあってストレスが大きな要因になっていることも考えられる。二つ目は女性の場合で、赤ちゃんを授かるのに「冷え」は大敵ということ、特に下半身の冷えは子宮や卵巣にも影響を与え、妊活を難しくさせる要因となりうる。そして三つめは、「ファスティング」いわば断食だ。これには長い時間よりも3日程度、復食期間を含め6日程度が必要になるが、ファスティングのやり方は酵素を活用するなど、今では調べればネットや書籍など多くの情報があるのでぜひとも参考にして欲しい。
 動物には、危機的な状況になると、できる限り自分の「種」を残そうとする本能がある。食糧危機にあるような途上国ほど子沢山で、飽食にある先進国では生殖能力が低下していく傾向があることは、そのなによりの証拠だろう。「ファスティング」は、健康にもいい、お金がさほどかからないので、騙されたと思って試してみる価値はあるのではないだろうか。