外務省の森次官は8日、ロシアのガルージン駐日大使に対し、「8人の大使館の外交官および通商代表部職員の国外退去を求める」と伝えた。これに対してロシア外務省は、「報復措置を取る」と明らかにしており、ここに来て日露関係は一気に危険水域へと突入し始めた。

 以前も述べたが、百歩譲ってウクライナとロシアが戦争をしているとして、なぜ日本政府がここまでロシアを挑発する行為に及んでいるのか。中立を保つならまだしも、本気で戦争をしたいのか。

 すでに日本政府が武力衝突が起きている国に軍事物資(防弾チョッキ)をウ送ったことは、国際法違反に抵触する可能性もあり、ロシアに対して宣戦布告を行ったに等しいという意見もある。はっきり言ってロシアは核兵器を7,000発保有している国だ。今の自衛隊では間違いなく勝てない。憲法9条など突きつけても何の意味もなさない。それとも、日米安保で米軍が助けてくれるとでも思っているのだろうか。

 もし、米軍が参戦すれば間違いなく第三次世界大戦となり、北朝鮮や中国も黙っていないだろう。そうなれば日本が再び焼け野原となるのは誰もが簡単に想像できることだ。

 もっと、異様なのは岸田自民党のみならず、共産党までもがウクライナを支持し、ロシアを敵にしようとしていることだ。平和を求めるべき人たちが戦争へと突き進もうとしている。そしてマスメディアもそれを煽る。本当に日本の国益を考え、日本人のためを思う愛国者であるのなら、絶対にこういう選択はしない。一体過去の大戦から何を学んだのか。もはや彼らは日本人だとは思えない。