コロナ騒動の裏で「憲法改正」を虎視眈々と策謀している連中がいる。ともすれば「憲法改正」に反対の立場を唱えようものなら「サヨクやパヨク」という言葉が飛んできそうだ。
確かに戦後GHQによって押し付けられた憲法ではないのかという意見もある。しかし、問題はそこではない。まず、自分としては「自民党草案」そのものではなく、広く国民的な議論の上に自主憲法を作りたいというのならまだ理解はできる。しかし、今の憲法改正の考え方は自民党案にイエスかノーの二択しかない。これでノーといえば「パヨク」はないのではないか。
そして問題は9条ではなく、緊急事態条項だ。今、コロナワクチンやマスクの義務化が日本で行われていないのは緊急事態条項がないからで、オーストラリアやカナダなど諸外国では義務化を進める政府に反対派は熾烈な戦いを強いられているのは、多くのネット動画で明らかにされていることではないか。
また、日本は国連においても敵国条項により、今でも第二次世界大戦時の敵国として指定されていることから、ひとたび日本が軍備を増強していると思われれば、安保理を経ずして攻め込まれたとしても攻め込んだ方が正当化されてしまう恐れがある。
確かに無防備よりは最低限の軍備は必要だが、それを憲法にどう盛り込むかも重要となる。そして何より重要なことは「憲法」とは国民を管理するものではなく、政治家や官僚が暴走しないためにあるものだ。そこを蔑ろにする憲法であれば改正する必要などない。