こんにちは!奥田です。
今日は、家庭犬トレーナー2級養成講座で自分が講師を務めます。
普段は田中トレーナー長の講義なんですけど、今日は解剖生理学ということでやらせていただきます。
内容は。。
『自律神経とホルモン』
なんだか小難しそうですね(笑)
実は、問題行動の発生には自律神経系の働きや、ストレスホルモンの働きが大きく関与しています。
また、ホルモンの異常から問題行動が起こる場合もあります。
そのあたりの診断は獣医師がしっかりしないといけないんですが、トレーニングの際、特に行動修正においてはホルモンについての知識が必要になってきます。
そこで、今日は家庭犬トレーナーを目指す研修生の方々と自律神経とホルモンについて学び、問題に対応できるための基礎知識を学びます~
生育環境とホルモンの項では、こんな内容をやります★
◎ 母子行動とホルモン
ラットを用いた研究では、母子行動の発現が仔ラットのストレス感受性に影響を与えることが示されている。グルーミング頻度の高い母親に育てられた仔ラットは、不安・ストレス反応が低く、グルーミング頻度の低い母親に育てられた仔ラットは不安・ストレス反応が高い傾向にあることが明らかにされている。グルーミングをあまり受けずに育った仔ラットでは、海馬におけるコルチゾール受容体の発現量が低下することで、コルチゾールのフィードバック機構が減弱化することによって、コルチゾールが過剰に分泌される。
小難しい感じですね!
こういうことがあるから、イヌでも小さいころから人が介在してハンドリングとかをやった方がいいんでしょうね。
http://onelife-academy.org/
では。