奥田ですー。
今日は、動物病院や、いろいろなところにチラシ置かせてもらったり、お話させてもらったり、しておりました。
ご協力いただいた店舗の皆様、ありがとうございます!!
今日はまじめに、考えをまとめます。
動物病院を回っていて思ったのですが、やっぱり、今の日本の犬の飼育に関しては、家庭犬トレーニングの部分って抜け落ちている気がしました。
家庭犬トレーニングは、やる文化があまりないというか。
一般感覚だとそうだと思います。
トレーニングなんてやるの??みたいな。
そう、その一般感覚を忘れかけている自分が居るんです。
トレーニングなんてやるの?っていうのが、体勢を占めているのは認識しつつ、
でも、トレーニングやるのが当然でしょって思っている自分が居る。
とあるショッピングセンターの傍らで、しつけ教室が行われておりまして。
そのしつけ教室は、生体販売や、グッズ販売のおまけ的に開催されている雰囲気があったんですね。
独立採算は狙えないような価格設定だったってのもあって。
やっぱり、独立採算で生きていけるだけの店舗が増えていかないと、家庭犬トレーニングの業界は市場が広がっていかないんじゃないかと感じました。
動物病院でのしつけ教室も、あくまで診療の付加サービス的に実施しているところが多いですし。
付加サービスとしてのトレーニングは、トレーニングがそもそもそれ自体で成立しないという思い込みを肯定してしまっているように見えるんですよね。
家庭犬トレーニングの技術提供が、きちんと価値を生み出して、社会に存在しえる職業であるならば、それは必ず必要とされるし、十分平均以上に食べていける職業になるはず。
その前提で事業をつくっていかなければと思っている次第です。
飼い主の10人が10人トレーニング教室を受講する、10人が10人といわずとも、ワクチンの接種率と同じくらい、トレーニングを受講するようになれば、家庭犬トレーナーの仕事は、ものすごく増えることは間違いないと思います。
『飼い主のマナーとして、しつけ・トレーニングをしましょう』っていうポスターをそういえば見かけたことはあまりないかもしれません。
世の中にはあるはずなんですが、でもやっぱり、あまり頻繁に見かけるものではない気がします。
飼い主のマナーとして、『避妊去勢・ワクチン・フィラリア・名札・終生飼育』はまだ見かける気がします。
特に前3つはよく見かけます。
前3つをよく見かける理由は、動物病院という利益が上がる主体がはっきりしているからかもしれません。
むしろ、動物病院が社会的利益を追求し、社会貢献をきちんと形にしたのが、前3つのような気がします。
それだけ、成熟した、社会的価値の高い業界だということ、業界団体の努力の積み重ねを感じます。
岩倉の千村先生に聞いたことがありますが、30年前はフィラリアの薬なんて、ほとんど誰もやっていな
かったそう。そういう常識がなかったんだとか。
でも今は、都市部ではほとんどの人が実施していますよね。
そういう文化の変化をどのように実現してきたのか、それを今後調査し、現代の流れに即した形で再現していくことができればと感じています。
1年前の自分は、トレーニングについて、全然知識がなく、逆に多くの飼い主さんと近い意識を持っていた気がします。
1年を経て、かなり自分のなかでの見方が変わってきました。
一般の飼い主さんの目線を忘れずに、如何に啓発していくか。
分かりやすい形で伝えていく必要があると思います。
なんか、ちょっとグッとすすめそうな気がする!