『イカゲーム シーズン3』監督インタビューまとめ:最終章への想いと賛否に対する率直な声

※この記事は、韓国ニュースOSENの記事をもとに作成されました。

 

 

2024年6月27日に配信されたNetflixオリジナルシリーズ『イカゲーム シーズン3』。この最終章となるシリーズを手がけたファン・ドンヒョク監督が、インタビューで作品に込めた思いや俳優たちへの言及、そして視聴者からの賛否の声について率直に語りました。

 

 

 

 

■カムバックしたT.O.P(チェ・スンヒョン)への監督の想い

 

シーズン2・3で“タノス”役として強烈な印象を残した元BIGBANGのT.O.P(チェ・スンヒョン)。2017年に大麻問題で芸能活動を休止して以来、約8年ぶりに公式の場に登場した彼の姿は注目を集めました。


ファン・ドンヒョク監督は彼について「とても久しぶりの活動で本人も緊張していた。だが海外ではタノスの反応が非常に良く、その声に支えられてやり切れたようだ」と語りました。


また、「これだけ難しい中で出演を決めたのだから、これからは全力で活動して、多くの人の誤解や批判も乗り越えていってほしい」とエールを送りました。

 

■シーズン3への賛否に「理解できる」監督の冷静なコメント

 

公開直後から世界中でNetflixランキング1位を記録した一方で、「ゲームが少ない」「哲学性が重い」など評価は分かれました。
これに対してファン監督は「人それぞれ期待が違った。ゲーム要素、社会的メッセージ、キャラクター重視など、何を求めるかが違うからこそ、期待に応えられなかったと感じた人もいるのだろう」と語り、率直に受け止める姿勢を見せました。

 

■衝撃的な展開への意図:「深い闇の中のわずかな希望」

 

最後のラウンドでは“善人”よりも“ダークな存在”が残る構成となり、一部では「予想通りの展開」「救いがない」との声も。
これに対して監督は「夜が深ければ深いほど、小さな火がよく見える。あえて極限の闇を描くことで、その中に浮かび上がる希望を描きたかった」と強調しました。

 

 

 

 

■注目キャラ“準姫”と“赤ちゃん”の描写、その裏にある意図

 

劇中で母親となった準姫(チョ・ユリ)とその赤ちゃんに関しては「象徴的な存在」として描かれており、「あえて詳細な育児シーンを省いたのは“未来への希望”というメッセージを込めたかった」と説明。母性や父性を生物学的な役割としてだけでなく、世代をつなぐ“責任ある大人”の象徴と捉えてほしいと語りました。

 

■謎の多い展開と「都市漁師」風のパート、その理由とは?

 

ファンから「バラエティ番組のよう」と指摘された海上での探索シーンについては、「ゲームの島を見つけるための手段として必要だった。兄であるフロントマンと弟ジュノを再会させたかった。あの出会いが、物語を完結へ導くカギになると考えた」とのこと。

 

■VIPの存在と英語演出への課題感

 

シーズン1から続く“ゲームを観戦するVIP”の演出については、「顔が出ない役なので有名俳優の起用は難しかった。英語での演出にも苦戦したが、子どもプレイヤーの処遇に関する重要な役割だったため外せなかった」と明かしました。

 

■“親の世代”としての責任とメッセージ

 

監督は「子どもは単なる“我々が生んだ世代”ではなく、“未来を受け取る存在”だ。今の10代・20代が希望を見出せず、親より良い生活ができないと感じている。だからこそ、上の世代が少しでも手放して次の世代へ渡す努力が必要だと思う」と語り、強いメッセージを残しました。

 

■シリーズ完結に向けたラストコメント

 

『イカゲーム』はついに最終章を迎えました。


ファン・ドンヒョク監督が語ったように、すべてのキャラクター、すべての選択には意味があり、そしてそれは視聴者一人ひとりの中に問いを残す作品でした。


“あなたなら、どうするか?”その余韻を胸に、シリーズの幕が静かに閉じます。

 

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