こんにちは、RJくんです🍞✨
今回は、韓国で今話題となっているベーカリー文化の進化と、若者たちが熱狂する“パンの聖地”についてご紹介します!

 

写真出典=뉴스1

 

📍「大田(テジョン)ってどこ?」から始めよう!

 

 

 

まず、「大田(대전/テジョン)」とは、韓国中部に位置する第5の都市で、行政や科学技術分野の中心地としても知られる場所です。観光地というよりも“地元感のある都市”だった大田ですが、あるパン屋さんの登場で全国の注目を集めるようになりました。

 

🥐「大田=ソンシムダン」という新定番が誕生!

 

写真出典=뉴스1

 

そのパン屋の名前が、ソンシムダン(성심당)
地元で愛されてきた老舗ベーカリーが、今や「大田に行くなら絶対立ち寄るべき名所」としてSNSで話題沸騰中!

特に季節限定で販売される**イチゴやマンゴーの蒸しケーキ(シルトッ)**は、販売当日には「オープンラン(開店と同時にダッシュで買うこと)」が起きるほどの人気ぶりです。

 

最近では、週末になるとソウル駅や龍山駅でソンシムダンの紙袋を持った人をよく見かけるほど、遠方から訪れて買って帰る人も増えています。

 

🥯“食べるパン”から“体験するパン”へ ― 若者の価値観が変えたベーカリー文化

 

写真出典=뉴스1

 

今、韓国のベーカリーは単に「美味しいパンを買う場所」ではなく、**空間・デザイン・ブランドストーリーまで含めて楽しむ“体験型スポット”**として進化しています。

ソウル・安国(アングク)駅近くにある**ロンドンベーグルミュージアム(London Bagel Museum)**もその代表例。
おしゃれな内装とヨーロッパの街角を彷彿とさせる空間で、平日午前中から行列ができるほどの人気店です。

 

📊 ブランド別 2023年売上と成長率

ブランド 2023年売上 成長率
ソンシムダン 約1937億ウォン(約220億円) 前年比+56%
ロンドンベーグルミュージアム 約796億ウォン(約90億円) 前年比+120%

若者の心をつかむことで、地方のパン屋も全国ブランドへと躍進しているのです!

 

🧠なぜ人気?MZ世代の“価値消費”のポイント

 

写真出典=뉴스1

✔ ブランドの“希少性”や“世界観”

  • ソンシムダン:大田でしか買えないという限定感

  • ロンドンベーグル:SNS映えするヨーロッパ風の世界観

✔ 行列さえ“楽しい体験”に

「並んだ=特別な経験」という価値が、SNSでのシェア文化と合致。
自分だけのストーリーを持ち帰る消費が主流に。

 

🎓専門家のコメント:「買うこと」より「感じること」が大事

 

「今の若者は、商品そのものよりブランドの背景やコンセプトに共感し、それを“体験”として楽しみます。SNSで共有するまでが“消費”の一部なんです」
ー イ・ヨンエ教授(仁川大学 消費者学科)

 

💡まとめ:Kベーカリー=パン+空間+物語

 

韓国のベーカリー文化は今、「味」だけでなく「場所」「体験」「共感」までがセットの時代に突入しています。
地元密着から全国区へ。パン屋が“観光地”になる時代、ちょっと面白いと思いませんか?

次に韓国を訪れる際には、ぜひ大田のソンシムダンやソウルのロンドンベーグルミュージアムに立ち寄って、“あなたの物語”を体験してみてください♪