ネタバレ注意

この記事にはドラマの内容が含まれます。

 

 

 

「YouTubeでも配信中!チャンネル登録お待ちしています!」

 

 

 

トッケビ 6話

 

 

ウンタクはトッケビを呼び出し、彼の前に現れる。再会した二人の間にはぎこちない空気が流れるが、ウンタクは変わらず明るく話しかける。レッドカーペットが現れたことに驚き、それがトッケビの仕業であることを確信するが、彼は何も答えない。ただ、ウンタクの言葉を静かに聞いている。

 

 

トッケビは心の中で思う。彼女はずっと変わらず輝いている。しかし、未来の彼女のそばには自分はいない。自分の不滅は終わりを迎え、彼女は彼を忘れ、新しい人生を生きていく。これは彼が選択しなければならない運命だった。

 

 

一方で、トッケビはウンタクに剣を抜いてほしいと改めて頼む。「もう終わりにしたい」と。ウンタクは困惑しながらも彼を見つめるが、剣を抜くことに踏み切れない。彼女はトッケビの過去を知りたくなり、彼が歴史に記録されていない理由を尋ねる。

 

 

トッケビは苦い表情を浮かべながら答える。「俺の人生は、生き延びることで精一杯だった。歴史に残るようなものは何もない」

彼の罪、そして罰。それは900年もの間、彼を縛り続けた。しかし、ウンタクは反論する。「900年も罰を受けたのなら、もう十分じゃないですか?」

 

 

彼女はさらに言葉を重ねる。「もしおじさんが本当に悪い人なら、どうして私がこの剣を抜くことになってるんですか?」

トッケビは答えられない。ただ静かに微笑むだけだった。

 

 

その頃、死神とサニーの関係も少しずつ動き始める。死神はサニーと再び会い、名刺を渡す。彼の名前は「キム・ウビン」。しかし、サニーは彼の不可解な行動に戸惑いを隠せない。彼の正体を知らないまま、サニーは彼に興味を持ち始める。

 

 

ウンタクはトッケビに、自分の願いを叶えてほしいと頼む。だが、トッケビはそれを避けるように話を逸らす。ウンタクは彼が本当に消える覚悟があるのか確かめたくなり、冗談交じりに「おじさん、ちゃんと綺麗になってくださいね」と笑う。

 

 

その夜、ウンタクは契約書のようなものを作り、トッケビに手渡す。「もし剣を抜いたら、毎年初雪の日に私の呼びかけに応じること」と書かれていた。トッケビは驚きながらも、ウンタクの言葉に心を動かされる。「そんなことを考えていたのか?」と、彼は静かに微笑む。

 

 

そして、初雪の日が訪れる。

ウンタクは「今日がその日ですよね?」と嬉しそうに言う。

トッケビは静かに剣に手をかけた。「お前と過ごした時間は、すべてが眩しかった。どんな日も、すべてが良かった」

 

 

ウンタクは涙をこらえながら、剣を抜こうとする。しかし、剣は彼女の手をすり抜け、掴むことができなかった。

「どうして…?」

「まだ俺は、この世にいる運命なのか?」

 

 

剣が抜けない。それは、ウンタクが彼を本当に愛している証拠だった。

トッケビは驚きながらも、彼女をじっと見つめる。

この剣は、単なる呪いではなかった。それを抜くには、真実の愛が必要だったのだ。

 

ウンタクの心はもう決まっていた。

「おじさん、私はあなたにいてほしい」

その言葉に、トッケビは初めて迷いを感じる。彼の運命は、本当に終わるべきものだったのか?

 

続く・・・

 

写真=네이버 블로그